【活用自由】思いついてはみたけれど自分では書けそうにないネタのフリーマーケット

平井敦史

第1話 「今時呪文詠唱なんてダサい。しかも歌って何だよ! 恥ずかしいからお前パーティー追放な!」と宣告されましたが、私の歌は世界を救うようです。(仮題)

 さて始まりました、思いついてはみたけれど自分では書けそうにないネタを晒して、誰か他の人が書いてくれないかなー、と他力たりき本願ほんがんする企画(笑)。

 第一弾は、歌を歌うことで魔法の呪文詠唱を行うという主人公のお話です。


 昨今の異世界ファンタジー小説、特に転生主人公ものでは、無詠唱むえいしょうで魔法を使えることが主人公のアドバンテージの一つとなっていることが多いです。

 おそらく皆様も、『無職むしょく転生てんせい』をはじめいくつもの作品が思い浮かぶことでしょう。

 じゃあ、それの逆張ぎゃくばりで、無詠唱魔法が一般化した世界において、歌を歌いながらでないとまともに魔法が使えない主人公というのはどうでしょうか。


 もちろん主人公ですから、その真の実力は他者とは一線を画すのですが、その実力が必要とされるような局面にはまだ遭遇しておらず、パーティーメンバーは主人公の真価に気付いていない。

 普段の冒険で必要とされる程度の魔法なら、他の魔道士でも十分代わりは務まるため、一々歌を歌われるのは気恥ずかしく、また隠密行動にも支障をきたすということで、ついに主人公はパーティーから追放されてしまいます。


 しかし、足手まとい(と思っていた)な主人公を切り捨てて他の魔道士を仲間に加え、よりハイレベルな冒険に挑戦しようとしたパーティーメンバーたちは、壁にぶつかり苦労します。

 その一方で、新たな仲間デュエット相手とめぐり会い、真の実力をいかんなく発揮できるようになった主人公は、旧パーティーを尻目に大活躍するのでした。

 今更パーティーに戻ってほしいと頭を下げられてももう遅い――みたいなお話。


 主人公=男×新たなパートナー=女でもいいですし、女×女でもいいですね。いやもちろん男×男もありですが。


 で、自分で書かない、書けない理由ですが……。

 はい、お察しの通り。作品の肝となる呪文詠唱歌の歌詞を作詞するスキルがえんだよ!

 どなたか、作詞スキルをお持ちだったり、外注できそうな当てがあったりするお方、挑戦なさってみる気はございませんでしょうか。

 上手くいけば、アニメ化の暁には推し声優さんが歌ってくれるかもしれませんよ(笑)。


 まあでも、実際アニメになって歌が付いたら映えるかもしれませんが、小説だとあまりぱっとしないかもですね。そこのところは呪文詠唱歌の出来に大きく左右されそうです。


 あ、あとこれは素人の無責任な思い付きですが、もしそういうスキルないし外注の当てがあるなら、呪文詠唱歌を歌い手さんやボカロに歌わせた動画と連動させてみる、なんてのも面白いかも。


 どなたか、挑戦なさいませんか?

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