好きならばそれで良い

私が住んでいる地域は、服装はかなり自由である。

みんな自分が着たい物を着ている。


とっくに20歳を超えているであろう女性の制服姿は可愛いもので(どうやら、日本の高校生の制服が流行っているらしい)、

私と年齢の変わらないであろう、おばちゃんがミニスカートを履くし、

ふくよかな女性が、ピラティスなんかで着用する体のラインが丸わかりのタイツ1枚で歩き、

ディ⚪︎ニーキャラクターがプリントされたトレーナー(あえてトレーナーと言わせていただく)を着用したおじさんや、

暑くなってくると、Tシャツの裾をたくしあげて、腹出しで歩く姿は日常茶飯事。


雨の日には、変わった帽子だと思っていたら、ショッピングバックをかぶっていた。なんて事もある。


実に良い。


好きな物を着れば良い!

他人の目など気にせず、好きなもの、気に入った物、自分にとって合理的な判断で服装を選ぶのが、とても良い。


周囲の目を気にして、

流行に踊らされ、

自分が何を好きなのか、何がやりたいのかも分からなくなっていた私にとって、

自分が中心の服装選びは目から鱗だった。


結局は海外にいるにもかかわらず、日本人の狭いコミュニティで生きている私は、

羞恥心と他人の目が気になって、自分中心の服装選びはなかなかできないのだけれども、

いつか自分の殻を破って、走り出してみたいと思っている。


着ぐるみを着た不思議な日本人がいたら、それは私かもしれない。







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