モコロー3 願いの子と烏帽子
まめでんきゅう–ねこ
W1 モンスタウン
第1話 命の星流星群
宇宙のどこかの星[モン
この星には様々なモンスターが暮らし、文明を築き上げてきた。
そして、ここはモンスタウンという国の街。
この街に、とある大学生が住んでいた。
名前はモコロー。
彼はオレンジ色でボールのような体の一頭身のモンスターだ。
メガネのような変な目をしているが、この星の住民は大体こんな目をしている。理由は知らん。
ピヨピヨと朝に鳥が鳴き、いつも通りの平和な朝が訪れる。
まぁ3作品目なので少なくとも2回は事件が起きているのだが…。
↓モコロー
「ふわぁぁぁぁよく寝た。あぁそうだ、朝から勉強しようとしてたんだ…。
まぁ先に朝ご飯を食べないとねぇ〜」
彼は冷蔵庫から団子を取り出すと、麦茶を飲みながら食べた。
その後 机に向かって勉強しようとするが、家の外から声が聞こえてきて妨げられた。
「おーーいモコロー!」
「ん、何?」
家の外から声をかけたのは、モコローの友人・ロックである。
ダンボという種族で、その名の通りダンボールを頭に被ったような姿をしている。
「おい今日は
↑ロック
命の星とは、触れたモノに魂を与える謎の星。
たまぁに空から降ってくるのだが、今日の夜は一気にその命の星が降り注ぐ特別な日なのだ。
「じゃあ公園へ行こうか」
「ちゃんと準備したか?レジャーシートにカメラに…弁当はコンビニので良いや。
おい人の話聞いてっか?」
「ん、どうしたの話聞こっか?」
「ハァ?」
「あ いや なんでも無いです」
「とにかく早く行くぞ」
2人を家を出て、星空がよく見える公園へと向かった。
公園は様々な
2人は公園にようやく辿り着いたが、すでに満席状態。
「え、もうこんなに集まっているのかよ⁉︎
ハンマードに先行って場所を確保しといてくれって言ったんだけど、奴は どこにいるんだ?」
「ハンマードなら ここにいるよ?」
「え…」
モコローの後ろに、大きなハンマーを持った二足歩行の亀がいた。
彼がハンマードである。
「俺は ここにいるぞ」
↑ハンマード
「良かった良かった。で、場所取ったか?」
「いやぁ」
「は??????」
「俺ずっと ここで2人を待ってたけど」
「え」
「え」
↓モコロー
「ん?どうかした?」
「何やってんだオメェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」
↑ロック
「………………」
「いやその、無言なのやめて?申し訳なくなってきたから…」
「とりあえず、場所取りしようよ!」
◇◇◇
なんとか場所を取る事ができた3人。
木の根っこが邪魔で、誰にも取られなかった場所だ。
「ここか。じゃあ弁当買ってくるからな」
「「いってらっしゃい」」
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