勇者宣言

ヤマダタロウ、勇者が職業です。(;^ω^)


ヱ~~と・・・。


帝國新聞でアメリカの魔王が俺と晒す事になり、

また俺が帝國の陰のスポンサーは伏せて勇者であると発表。


魔王と勇者は表裏一体。

味方には勇者、敵には魔王。

そう発表する事で敵からのヘイトを俺に集中させられるのですよ。


何せ魔王討伐したのも事実。


俺はラジオで勇者と宣言。

後日、マッカーサーとルーズベルトの生首を持ち大笑いする画像を

白黒で発表。

国民も鬼畜アメリカと怒ってたので俺を支持。


「ヤマダ君、やってくれたね。。」


「閣下、コレでアメリカのヘイトは全て日本ではなく、自分に向きます。

魔王ヤマダで良いのですよ。

実際、アッチの世界では魔人から魔王扱いでした。」


凄まじい話を聞き、山本も絶句。

彼が味方で良かったと思う反面、もし・・

彼が本気になれば・・。


「ヤマダ君、我が祖国に味方してくれてありがとう。

だが疑問もあるのだが・・。」


「疑問とは??」


「キミが本気出せばわざわざ戦争でなくても敵を殲滅出来るのでは??」


「・・・まあ不可能では無いです。まだ使ってませんが魔法も極めてます。

大和でも一撃で撃沈可能です・・が、しませんよ。

オーバーキルですし、神の補正が入りそうです。」


「成程、キミでも色々制限があるのだね。」


「ハイ、まあ後先考えずならアメリカ全土程度更地にするのも可能です。

しませんけどね。(笑)」


聞けば聞く程恐ろしい彼の底力だ。

だが彼は帝國の補助に徹し、帝國独自での勝利に貢献すると言う。

彼は英雄を好まず、帝國側に戦果を全て譲ると言う。


有難い話だが、彼に利が無いのでは??と聞くと。


「恐らく、大戦終結後、確実に自分は自分の時代の軸に帰る事になります。

この時間軸とは違う世界に。

勇者や魔王はイレギュラーの存在です。

居てはならない存在なので、戦争が終わり次第自分は消えると思います。

存在記憶すら消されます。

なので、帝國海軍には頑張って貰いたいのです。」


「ヤマダ君、君はそれで良いのか?」


「・・・まあ良いですよ。未来に帰ってボンクラ学生したいと思います。

ただ俺が消えた後は、閣下、、お願いしますよ。

アメには魔王は使命果たして祖国に帰ったと言えば良いです。

ただ、アメがまた日本に敵対するならタダでは済まさないと言ってたと告げて下さい。」


山本五十六は覚書を遺し、例え彼の記憶が消えても約束を守ると断言。

彼の貢献に報いる手段が無い帝國海軍でもあった。

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