第3話 魔導機に乗ってみて
その、
特に、
背中に有る
ボビーも苦戦してるみたいで、あ、また転んだ。
こんな訳で、試運転は散々だった。
「馴れろ、としか言えなくてな。魔獣討伐は待ってくれないしね。悪いけど、近々実戦訓練って形になると思う」
そう言うエリックさんも、召喚後3日程で討伐任務に駆り出されたんだとか。
唯一の救いは、魔獣の牙も爪も
そうなると
「その場合でもどうだろうな。この『
魔導回路の設定は兎も角、機体設計はアランさんの独自開発らしく「この世界の初期量産型『
考え過ぎかもしれないけど。
この
漠然とした不安。
でも、僕はまだ、自分を召喚したこの地の領主の事を詳しくは知らない。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「
「はい。あの2名の少年達は、得難い人材だと断言出来ます。特に黒髪の少年、そう、ヒカル=ヤマトは3倍近い
「ならば今開発中の機体にも対応出来そうですね。それは楽しみだ」
兵員詰所。
副団長エリックに開発技師アラン。
そして、彼等2人から報告を受ける騎士団長バーン=フランクス。
白髪ではあるが、まだ若く騎団生え抜きで、
アランの試作改造を繰り返せたのも、彼が
また
「得難い人材か。ならば、この地より動かぬ様にせねばな」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
まぁ、選択肢なんて無かったけど。
「これより宿舎へ案内します。とは言っても、貴方方は上位騎士扱いです。別館に個室が与えられており、専属侍女も付く事になっています。身の回りの世話等彼女達が行いますので」
エリックさんやアランさんと別れた後、僕等の元にやって来た兵士に案内され、領主の館の隣、とても宿舎なんて思えない館へと。
「皆様は3階の部屋を御使い下さい」
2部屋と言うか1Lと言うか。
でも、多分20畳は有りそうな…。
奥の窓際の方が寝室だね。ベッド在るし。
「どの部屋も同じつくりか。それじゃ僕は、この手前を使わせてもらおうかな」
「私は奥から2つ目にさせてもらえるかしら」
「では、最奥をもらおう」
残るは、手前から2つ目。
流石に疲れた。クツを脱いでベッドにひっくり返る。
コンコン。
この部屋だけでなく、他の部屋からもknockの音が響いてきて。そう言えば専属侍女がいるって言ってたな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます