“仮面”鬱病の人です
縦縞ヨリ
そもそも仮面鬱病とはなんぞや
「仮面」付きの鬱病というと「鬱病の振りをしているってこと?」と思われるかも知れませんが、鬱病の一種です。
「鬱病なのに仮面をつけてそれを悟らせない」、という意味合いなのかなと思います。(お詳しい方いらっしゃいましたらコメントいただけると嬉しいです)
医療系の友人曰く、「鬱を詐病している」と捉えかねない病名なので、改名も議論されているとの事……どうなんだろう?
昨年10月に心療内科で「あんたは仮面鬱病だ」と言われ、「えっ私鬱病じゃないです」と返してから早半年。休職に入って4ヶ月目になりました。
病名としては、「鬱病、不安障害、自律神経失調症」という形で診断が出ています。仮面鬱病は鬱病の一種という事みたいです。
皆さん仮面鬱病って聞いた事がございますでしょうか。私はその時初めて聞きました。
どんなもんか言うと、
「精神症状が目立たず、身体症状が主に全面に出ている」
そういう鬱病との事です。まだよくわかんないですね。
私も色々検索したのですが、検索しても殆ど漠然とした例しか出てこなくて、折角なので自分の身に起きた症状をまとめてみようかと思い筆を取りました。(筆ではない?スマホ?)
仮面鬱病は人によって全然症状が違うらしいので、あくまで一例として、ご参考になれば幸いです。
私の症状
(身体)
●胸の真ん中辺りが締め付けられるように苦しく、痛む。
●吐き気
●ふわふわする目眩
●立ち上がれないタイプの回転性目眩
●不眠(これは20年くらい付き合ってる)
●慢性的な疲労感
●頭の中に鉛が入っているような重い感覚
●胃か腸の辺りがしくしく痛む
●痛みに対して過敏になる、痛みを強く感じる
●たまに過呼吸気味になる
●たまに味が分からなくなる
(精神)
●音楽を聴いても感動できない。頭の上を通り過ぎてゆく感覚
●集中力が無い
●一晩中ぐるぐると考え込んでしまって眠れず、朝が来る
●夜中に「死ななくてはならない」という気持ちになる
●被害妄想(職場で私だけ大変な仕事をしている、など)
●食欲不振(何を食べたいのか分からない)
●一度だけ、所謂「抑うつ状態」というか、涙が止まらず起きれない、動けないという事があった。(その後も普通に働いていた)
心療内科が遠のいた原因について、私はとにかく「働けてしまった」のが大きいと思っとります。
朝は6時に起きて7時から、病状の許す限りはフルタイムで働いていました。残業はたまに。身体症状が酷くなってからは有給(半休)を駆使しながら、朝も遅刻すること無く、毎日お風呂に入り歯を磨いて、毎日笑顔で働いていました。職場の人間関係も良好で、ただ、何時でもなんだか体調が優れない。
これで「心に原因があるかも!」とは中々ならないように思います。
私の場合ですが、身体症状を感じてから心療内科に辿り着くまで二年くらいかかりました。
医者に行かなかった訳では無く、通っていた婦人科で症状を言ったところ「耳鼻科に行ってください」と言われ、耳鼻科に行ったら「三半規管が弱ってるから動いて鍛えるしかない。無理して動いて」と言われ、素直に信じて頑張って動いた結果こうなりました。
いや……誤診じゃね?
などと思うと今日も眠れなくなりそうなので、考えない事にします。
今にして思えばもう一度耳鼻科に行って、「全然良くならないです」と言えば、もっと早く心療内科に繋がったかも知れません。
さて、ここまで読んでいただいて、もしかしたら自分も?と思った方、いらっしゃいませんでしょうか。
何をしても良くならない謎の不調、一度心療内科にご相談されても良いかも知れません。
(2024年9月1日、ちょっと書き直しました)
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