『生きたい 生きていたい』

と思った事は1度もない。

死にたいと思ったことの方が確実に多いし、

無理して長生きしたいとも思った事もない。


僕自身が普通ではないなんて、

今に知ったことでは無いし…

今に始まったことでもない。


なんでこんなに必死に笑顔作って楽しいふりしなきゃ行けないのか分からないし、

必死になって働きたい訳でもない。


好きなもの、嫌いなもの、

そんなものはとうの昔に分からなくなった。


お腹すいたから何かを適当に詰め込んで…

眠たくなったから眠って…

でも、人前では弱みを見せれなくて…

泣く事を辞めてしまった。

甘えることを辞めてしまった。


それが僕。


ただの屍。

真っ当に生きてる人のモノマネをするので

精一杯。

それしか、今の僕にはできない。


本当は… なんだろ…

泣いて… 笑って… 普通の女の子で…

僕にはそれは絵空事。

僕のキャラじゃない。


夢見てた、幸せにはきっと僕なれないし、

僕の涙は人様には見せちゃいけない。


『助けて 辛いの』

なんて言えたらば、僕は、きっと…

きっと… もっと生きやすかったのに…


弱虫で意気地無しの僕は僕自身が嫌い。

死ぬほど僕自身が嫌い。


そして僕は、否定されるのが嫌い。

『出来ないんじゃない?』

『間に合わないんじゃない?』

否定されると言うよりも、なんか…

下に見られてる気がして…

これらを言う人様達は決まって

最後はこう言う

『出来たじゃん』『凄いじゃん』


…ちがう…

僕が心から欲しい言葉はそれじゃない。

『あの時否定してごめん。』

こっちが欲しい。


応援してるつもりなんでしょ?

そんなん分かってる。

でもね…

僕は、素直に甘えられないから…

だからこういう言葉の方が欲しい。

対面してる時は、通話してる時は、

『大丈夫だって。』ってあっけらかんして、

対応するよ。

世間一般的には大人だから…


でも… でもね…

内面は傷付いてる…

『あっ また嫌な言葉を言われたって…』

だから…

1人の時に嗚咽がする程泣く。


分からないでしょ?

あなたは僕では無いから…

それでいい…

僕に寄り添わないで… 優しくしないで…

これは僕が僕自身を守る為の防護壁。


だから… 分かろうともしないで…

こんな強がってばかりだから心を壊す事くらい分かってる…

でも…

この生き方以外を知らない…


知ろうともしたよ?

勿論。

知ろうとして僕に出来ないって思った。


これでも以前より人当たりは良くなった方。


これでも…

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