サロメ研究

ねんど

第1話 前書き

前書き

オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」について難解で疑問が多かったことから、物語上の背景など調べ理解を深めようと思った。この話は新約聖書を下敷きにした2次創作で1893年にパリで出版された戯曲である。

前提条件として、森鴎外の対訳を使用します。またこの文章はオペラ対訳プロジェクト(https://w.atwiki.jp/oper/pages/298.html)のサロメを参考にしています。


こちらの文章は以下の3点を軸に考えます。

①作品の舞台となる時代背景・宗教背景

②ヨカナーンの発言の根拠・意図

③サロメは悲劇か。

※便宜上、以降はヨカナーン=ヨハネと定義します。パリサイ派は、ファリサイ派と記載します。特に記載のない場合、ヘロデ王はヘロデ・アンティパスを指します。

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