こちら戦隊もの
波流
第1話
勤続8年、ブラック企業勤務。
宝くじ当たらないかなーと考えながらも、ブラック企業のなかでは、それなりに信頼できる仲間も増え、
日々会社の愚痴を言っている。
仕事の忙しさもあるが、それ以上に厄介なのは人間関係だ。
派閥争いなんてもの生まれるほど大きな会社ではないが、ある程度の後ろ楯もほしい。でも、距離感が大事だ。あまり近すぎることがバレると面倒臭いことになる。
周りからはベテランと言われ、自分の中では
三年目くらいからほぼ変わりはない。なので、中堅くらいがギリギリだ。
朝のニュースも流し見程度、自分に関連のあるニュース、エンタメには少し食いつくが、
政治、経済、法案などは回りくどい言い方、よくわからないルール、知識レベルは小学生くらいだ。
ぼんやりとテレビを見てると、
暴走族やら古文のような漢字の法案が通ったことを告げていた。
「選抜戦術部隊制度」
早口言葉か?と内容を聞こうとしたら、携帯電話がなった。会社からの電話だ。ブラック企業は朝から電話がなる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます