すごい……すごい。
(企画から参りました！)
最初のハートビートの解説から、このお話はまひろさんと美涼ちゃんの生存確認を歌として発する、正に「ちゃんと作動(生きていってる)していることを発する信号(歌)」ことを暗喩として描いてるのかな、表現がすごいです。

方向性としては私は西北(という表現はあるんだろうか……)を推したい……！
2人のやり取りでお互い色んな抱えてるものをちょっとだけでも昇華、そしてまたそれぞれの日常へと。

ちょっと自分が物語を振り向きまた歩いていく異邦人みたいな感覚になりました。

とても素敵でした！ありがとうございました( *´꒳`* )

内容はシリアスで痛さがあるはずなのに、読んでいて心地よく、癒しというと大げさかもしれませんが、優しい柔らかい感じがしました。描写もわかりやすく、でもありきたりでなく個性的で、中でも

＞口の中で飴玉でも転がしているかのような、まあるくとろけるような発音だった。

の箇所は、わかりやすいけれど自分では思いつかない美しい表現だと思いました。まあるく、が特に素敵です。
方角は北西か北北西あたりだと感じました。展開がわかりやすく掴みやすい（北）のと、交流の結果ではなく様子を書くことが中心（西）だと受け取ったので。

企画から参りました。フインディルさまの感想を読む前に拝読しています。

ハートビートってそういう意味なのですね。最初に、単語の意味を示して下さることで、二人を結びつけた「歌」の意味合いが深く伝わってきます。

二人が出会い交流を重ねて、それから別れる。というストーリーラインがあるので、北向きだと思いました。一方で、作品全体に純文学的な空気感もあるので西も入っている気がします。

「口の中で飴玉でも転がしているかのような、まあるくとろけるような発音」、「自分の声は、獣のうなり声のように震えていた」など、印象に残る表現が多かったです。
歌で物語を締めるところが素敵ですね……！

フィンディルさんの企画より拝見。
すでにフィンディルさんからの感想は出ているころと思いますが、私の感じた読み味は西寄り、北西あたりの雰囲気でした。
ストーリーとして抽象的とまではいかず一通りのまとまりがある点で南より北に向く一方で、そのストーリーのつなぎ方、展開のさせ方から感じる引っかかり、ざらつきの感覚は、西向き作品を読んだとき特有のものでした。
構造としては北北西あたりで通りそうな気もするんですが、直感的にはもっと西だと感じています。
ストーリーとして形はちゃんとある一方で、それをきれいにならすことよりも発したいエネルギーを優先する書き方だと、こういう読み味になるのかなという気がしています。
その読み味の影響だと思うのですが、読んだ後に残る感傷は彼女らの行く末のような登場人物にあてたものはほとんどなく、歌声を想像した余韻が強く残るような気がします。

こんばんは。企画から参りました。
夜の透明感と、人生ハードモードな二人の交流が切ないですが、案外たくましく乗りこえていくのではないかなと思えるラストの余韻がよかったです。
方角は真北か北北西かなと思いました。

こんばんは。企画から来ました（私はまだ書いていなくて、読んでいるだけなのですが）。
北北西かな？

とても雰囲気のある作品ですね。

私はここが印象に残りました。何気ない部分ですけど、丁寧な描写で、ここから物語が動く感じが強くします。

＞と、大体この辺まで考えて、私は自分で自分の思考の埒の明かなさに閉口し、のそのそと布団から這い出てコートを羽織る。厚手の靴下を履く。さらにその上から、パジャマには不釣り合いな運動靴を装備する。

方角ですが、なにかこう、もっと強く共感を誘う要素、昇華の要素などあるとさらに西に向くのかな？　なんて……。ストーリーとしてきれいに流れがあるので、エンタメというか、一般文芸の王道っぽいジャンルになるのかなと思いました（と、偉そうに書いていますが私は方角音痴であまり当たらないのです……）。

こんばんは、企画から参りました。コメント失礼致します。
透明感のあるお話ですね！
まひろと美涼の静かな交流がとてもいいなあと思いました。最後、美涼の行方が曖昧なままで、余韻の残る切ない終わり方で良かったです。

方角は…私は真北かな、と思いました。二人のやり取りがとても読みやすく、心情描写も分かりやすかったので。私の方角予測、あまり当たったことがないので違うかもしれませんがｗ

企画から参りました。コメント失礼します。

「ハートビートをさらって。」このフレーズが、物語をよく表していて、素敵だな と思いました。二人のそれぞれの歌声が、想像しやすかったです。

まひろが、美涼との出会いと別れを得て、歌を歌い始める。少し変わり始めたところに、北向きを感じました。
分かりやすく、読みやすい物語でしたので、私は真北ではないかと思いました。

こんにちは。企画から参りました。
切ないストーリーがラストの歌でキレイに流れていって、素敵な物語だなと思いました。

方角は真北か北北西かなと思います。
良いエンタメでした。
美涼のプロフィールをもっとベールに包んであげたり、まひろの内面をもっと描写してあげると西に近づくのかなという感じ（作品としての良し悪しは別としてですが）。

多分ですが、ちゃんとした文章で書かれていて、小説の体をなしている作品はすべて北半分のどこかになるのだろうと思います。

こんばんは。企画から来ました。

文章は、個性があるといえばあるのかもしれませんが、
わたしの中では普通に読みやすいです。

タイトルは個性的というか、知らなかった言葉なのですが、
意味を知る&作品を読むと深く伝わってきますし、
小説の文章はなめらかで読みやすくて、
内容も、多くの人に伝わると思うのです。

なので方角は「真北」か、「北北西」ぐらいかな？
と、この企画三回目のわたしは思いましたが、
わたしは普通の、一般の人とはズレているとよく言われますし、感じるので、
わたしの普通の感覚は、普通ではない可能性もあるのですけど、
それでもなんというか、整っている、
多くの人が読みやすく、理解しやすい北向きな気がするのです。

企画から参りました。暗黒星雲です。

陰鬱な主人公と毎夜公園で歌う不幸な少女が出会う。
キーワードはハートビートですね。

お互いが「ハートビートをさらって」と思っているところが救われない印象をうけました。しかし、美涼がいなくなってからまひろが歌い始めるわけで、この辺は北側に向くのではないかと思いました。

真北に向けるには、何かこの不幸な境遇の彼女達がそれを乗り越えるストーリーを加えればよいと思います。例えば、美涼が高校生歌手としてデビューしたとか、まひろは結婚して旦那を尻に敷いているとかそんな感じ。

そんなこんなでこの作品は「北西」ではないかと思いました。