天地機IF castle Of The CLONE

@I-Nameless

短編1話

『ノワールファンタズマ』本部施設。

「くそっ!何故にこうなった!」

ルドルアの一人息子、アドル=セレプターは一人悪態を付いていた。

その大きな理由が戦局の大半が地球防衛軍側に傾いたのだ、

『ヨルムンガンド小隊』の様な強化人間部隊は選定の際の人選の段階から悪人が選ばれてるが強化人間化の過程の副作用の問題からリスク寄りも力を求める悪人が受け入れ安いが、どの道強化の副作用で廃人と成って安楽死するのは当然で遭った、

強化人間部隊を編成を考えたのは地球の国々が本気でノワールファンタズマを排除しようと想定した場合を想定したのだ。

その点ではノワールファンタズマ総統のルドルアでは詰めが甘く肝心な所で手段を選ばない事をされる人達に依ってヘマをする事が多いが息子のアドルは父と違ってその辺りの抜かりは無かったりするのだ、

ではどうしてか?

その理由の1つに『N.M.AネクストジュネレーションモデルA.F(ネマ)』が試作されて寄りに依ってどの国にも回収されず地球防衛軍が回収した為だ、

各国が『グラディエイド』の様な新型AFやソレを生かした戦術や戦略に対しての回答の1つに『新型機の必要性』だったのだ。

ノワールファンタズマは『アサルトコンドル』の整備基地の襲撃作戦の時に1機の輸送機が飛びだったのだが、

その中身が寄りに依って新型機だ。

ソレを同部隊に所属するレイが乗機を失ったが手に入れたのだ、

余談だがその戦闘で戦死した兵士の中にはレイと同じ23G隊所属のマルクが戦死したが、再び搭乗していた船を無くしたマリーが後にN.M.Aネマを乗る事に成ったのだ。

N.M.Aはソルドをベースにコアポッドを含むフレームの一部等を組み直した、

大きく違うのは『スイングバイ変形』が採用された可変機と言う事。

仰向けの姿勢にしてから爪先を真っ直ぐ先端に向けて、

向こう脛を踵側を合わせて脚を揃えて内側に内蔵した先尾翼を展開、

胸部装甲を腹部側にスライド移動。(その過程でコアポッドのコックピットは90度角度が変わる)

頭部を胸部側に移動、

バックパックを頭部があった所に向けてバックパックに仕込んだ主翼と垂直尾翼を展開して巡航携帯に変形。

またもう一つの形態に走行形態が有って、

その仕方も脚を真っ直ぐに前に向けて座る様な姿勢にして踵の車輪と脹ら脛と大腿部裏に内蔵された履帯を使って走行形態へ変形出来るとの事。

当時はアサルトコンドルの鹵獲が主だった、

本当の目的が達するまでの間の囮を兼ねた、

鹵獲したアサルトコンドルは黒く塗装されて『ダークレイブン』に成って各国にとっては脅威と成ったが。

ルドルアの目的は火山噴火に依る地球の人間を含む生態系の消去、

その為には各国をテロ攻撃で撹乱してる間に活火山の人為的な噴火準備、

同時に誘拐した人達で密かに地下都市の建設等を行われてる等、

だがこの計画も失敗に終わってしまった。

3段構えと陽動の作戦で火山噴火の遠隔操作装置が置かれた施設が破壊された。

その陽動対策に使用したダークレイブンも損傷して撤退する羽目と成った。

「…ぐぬぬグライムブラスの野郎め、彼奴何か居なければ我らの地球再生計画が…」

数秒の沈黙の後。

「くそっー!グライムブラスめ!ジョージだけで無くその息子のレイまでもが!…?おや…こ?……か…ぞく?…そうだその手が有ったぞ!」

アドルは不敵な笑みを浮かべながらノワールファンタズマの兵士面々に再検査の可能性と称して採血をした。勿論その中にはルドルアもだ。

数日後

ノワールファンタズマ本部を地球防衛軍を含む各国有志に依る大規模攻撃作戦が開始された。

火山噴火遠隔操作装置施設破壊作戦と同様にICBMや各国艦隊に依る遠方の方からのミサイル攻撃、

次に各国戦略爆撃機に依る爆撃、

最後にAF隊依る制圧と陽動のモノが無いだけましだった。

核兵器は新第二次世界大戦で殆どが使い切ったからだ。

ヨルムンガンド小隊の全機が大破と全員が死亡してアサルトコンドルを鹵獲、改装ダークレイブンは轟沈。

ノワールファンタズマ総統、ルドルア=セレプターとその1人息子、アドル=セレプターが確保された事でノワールファンタズマの兵士の殆どが降伏をした、

宇宙世紀✕✕✕✕年8月15日の出来事。

ノワールファンタズマ壊滅のニュースは全世界に伝わりある者は歓喜を上げてまたある者は安堵を上げた。

ある新聞紙の記事にはこう書かれてた、

『ノワールファンタズマのトップ。セレプター親子の逮捕。

だがノワールファンタズマの生き残りが密かに2人の脱獄の計画をしているの可能性が…もしくは離合集散を繰り返して名を変えて悪巧みをしているのかも?

だがそんな彼等の悪巧みもある国家の暴走も地球防衛軍が保有する人類史上最強の機動兵器、

『AF-9 N.M.A』が有る限り、

平和が安定されて新第一次世界大戦の様な事は有り得ないだろう』

数ヶ月後。

日本某所、

其処に有る高校の校内放送が成り響きアナウンスが流れた。

『元号が宇宙世紀と成って事実上の宇宙が戦場と成った新第一次世界大戦。

次に暴走したAIとの対決で遭った、新第二次世界大戦。

それから半年後の多国籍テロ組織でもあるノワールファンタズマのと戦い、戦いの結果、首謀者のルドルア=セレプターと幹部の1人でも有り彼の息子のアドル=セレプターの確保に寄り事実上の壊滅から3ヶ月が経過しました。

もうすぐ戦後と成ります、今の私達に出来るのは復興と成ります、其れはどんな主義主張も望んだ事の筈です、

戦後が来た事への証の1つとして、我が✕✕✕高は卒業式を始めます、

最初にこの卒業式に参加出来なかった生徒の名を言います…………

次に卒業式の翌日、後廃校式も執り行います。廃校式については教職員方で行います。其れでは卒業証書授与』

何処かの所。

10代後半の少年3人のウチ1人が無線からを傍受していた、もう1人がパソからインターネットを介してSMS等からの情報を調べてた、

「…どうだ?そっちは?」

「どこもかしこも各連合は官民問わず領域に何か入っただけでも直ぐスクランブルだ、でそちらは?」

「沖縄県の米軍基地跡地の不法占拠はまだ揉めてるみたいだな」

其れは新第一次世界大戦の時の頃、

宇宙に住む者達がアメリカを超える軍事力を持ったある国に対して宇宙に住む者達のでは無いコロニーの1つを占拠、

住人をガスで安楽死の後に『コロニー落とし』を敢行。

当初は其処まで大きな被害に何て想った矢先、

物理学者達や数学者達の計算の結果、地球の半分以上は壊滅の調査レポートを提出したが受け入れずその内容をSNS等に送信、

炎上の後、阻止に向かった時には最早防げなかった、

そんな中。自衛隊は当時最高機密の81式装甲戦闘攻撃機を廃坑へと隠匿して、

アメリカ軍は本国へと撤退、

その時に81式装甲戦闘攻撃機の設計図を大使館を通じて入手、

不法占拠の件はその瞬間を狙った行為で遭った。

県も政府も幾度かその事で交渉を進めても「『日本は民主国家では無い!新の民主国家なら我等の事も聞き入れる!』」と言って聞く耳を持たなかった、

3人の内の3人目はと言うと、新聞紙等を広げてた。

「しかし日本があんなに成ってもう数年か?」

幾つかある新聞紙の内、『号外』と書かれてた、

内容は日本は『太平洋連盟』の加盟が正式に決まった事、

もう一枚の新聞紙の記事にはこう書かれてた、

『太平洋連盟加盟の代償『憲法代9状事実上の形骸化』』と。

「後1つ、ロシアは未だに北方四島の核攻撃は『最終的且つ不可逆に』宇宙に住む者達がやったと今だに言い張って、その上ロシアは日本と同じ核被爆国となる、って」

「そう…だ…なっと。コイツは食いつなげられるぞ」

「どうした?」

「地球防衛軍総司令官ピーター=オライマスとやらが演説で宇宙開発が以前と違い消極的な上に各国が睨み合う中で、何時新第一次世界大戦みたいな事に成らない為に新型の発表をしたみたいだぞ」

「其れで、どんな奴だ?その新型AFは?」

「『ソルドmk2』らしいが。どうやらパーツが4つに成る上に変形出来るって」

「ロマン溢れるな〜」

セレプター親子はある場所の広場で銃殺刑がもうすぐ執り行われ様とした、

その直前、

兵士数名がライフル銃を構えたまま唖然する者も居たら腰を抜かしてライフルを落とした者も居た。

「何だアレは!グラディエイドB型は5機しか無い筈では」

5機も現れたグラディエイドは広場に着地するとその内の1機のハッチが開いた、

中から現れたパイロットは「貴方方をお迎えに参りました」と言ったがその顔にルドルアは愕然とした。

「待てお前はまさか?」

「ええ…想像の通りです、万が一を想定してクローン生産プラントを秘密裏に開発したんです」

「この馬鹿息子が!」

自身のクローンの手に依ってルドルアは拘束を解いた直後、広場に落ちてたライフルを手に取りその銃口を自身の頭に向けると、

「馬鹿息子の神をも恐れぬ不適切な行為に依って1人は逃げれて1人は逃げれ無かった、その意味はコレだ!」

ライフルの引鉄を引いた。ルドルアの頭は大きく吹っ飛んだ、

この隙にアドルはクローンの乗るグラディエイドに乗って何処かへと飛んだ。

その後『ノワールファンタズマCクローン』が宣戦した。

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