キャッチコピーは何を書くべきか
今回はカクヨム独特の機能「キャッチコピー」についてです。
※厳密に言うと、「エブリスタ」という別の投稿サイトにもありますが……。
小説を投稿しようとした人がカクヨムで困惑することの一つは「キャッチコピー」でしょう。紹介文は分かります。ざっくりと小説の流れを書けばいいので。少し話は逸れますが、紹介文の書き方についても別のエピソードで触れます。紹介文にもいい書き方、悪い書き方があるので。
話を戻します。読者がどの小説を読むか判断する基準はタイトルとキャッチコピーです。キャッチコピーが魅力的でないと、そもそも小説の紹介文を読むことすらありません。いくら話が面白く、紹介文でその魅力を伝えようとしても、紹介文を読まれなければ意味がありません。
では、どのようなキャッチコピーが良いか。簡単に言うならば書籍の煽り文と同じ感じです。例えば「読者への挑戦! あなたには、この謎が解けますか?」なんてどうでしょうか。「この謎が解けますか?」という部分で読者を挑発しています。ミステリー好きなら「いや、俺に解けないわけがない。どれ、覗いてみるか」となると思います。
キャッチコピーには上記のように読者を挑発するものがあれば、「異世界転生×ミステリー」のように「簡潔に内容を紹介する」パターンもあります。こちらが主流です。要はどんな内容なのか読者が分かることが重要なのです。万人受けを目指すのは無理です。「異世界転生好き」か「ミステリー好き」に刺さればいいのです。
先ほどの例はこのエピソードを書くときに無理やり作ったので、内容は適当です。また、ミステリーに偏っているのは私がミステリーをメインで書くからです。
例が二つだとイメージが湧かないかと思うので、もう少し実例を書きます。
一つ目は「ラノベの現実を暴く! 今後のラノベが目指すべき方向性とは?」です。こちらは創作論(もとはラノベの市場動向と今後のラノベ作家の在り方が始まりです)のキャッチコピーです。前半で問いの投げかけや事実を書くことを示しています。紹介文はこれくらい煽って良いと思います。これは創作論の場合に限ってですが。後半では答えを提示しますよ、と書くことで「どうすればいいのか知りたい!」という方向に持っていっています。
もう一つは「お前の寿命はあと一年だ」です。こちらはホラー寄りのショートショートのキャッチコピーです。煽りや内容の紹介になってないですが、タイトルの『律儀な死神』とセットなのが前提です。読者が見るのはタイトル≧キャッチコピーだと思います。そういう意味では長文タイトルは既にキャッチコピーのような感じで「こんな内容ですよ」と書いているので、最近多いのだと思います。異世界転生系に多く見られます。
ここまでキャッチコピーについて書いてきました。私の示した例だけだと不安かと思うので、ランキング上位の方のものを参考にしてください。今回はこの辺で終わりにします。
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