第2話 未知の世界

惇太「ここは、どこだ?」


   惇太は、少女を助けようとして崖から落 下してしまった。そして、気づいたら森の中にいた。因みに、アニメやゲームの知識は殆どない為、ここが異世界であることをまだ知らない。


惇太「見覚えがないな………そうだ、あの女の子は!?………いない。無事なのか?」


惇太「それに、俺は崖から落ちて血を流してたはずなのに傷1つないし、ピンピンしてる………」


   何故ここにいるのか、少女はどこにいるのか、血を流したはずなのに傷がない事、そしてそもそもここはどこなのか?暫く考えてみたが皆目見当もつかない。


惇太「参ったな………行くあてがない。周りに誰もいないし、助けも呼べない。とりあえず水源を探さないと。」


   惇太は先程まで山篭りをした経験を活かし、冷静にサバイバルを始めた。まずは水源を求めて周辺を歩き回る。


惇太「ここが森なら川の近くまで行きたいな 。まあ、たどり着ける保証はないけど。


   歩き始めてから1時間後


惇太「流石に喉が渇いてきた。何か、木の実でもいい。食べ物からでも多少は水分がとれるはず。」


   暫くしてあまりにも何もないので早速詰み始めてた。


惇太「ヤバイ………折角助かった命なのにこれじゃ何の意味もない。せめて食べ物を……

…」


   この通り既に1度死んでいる事に気づいていない。そうこうしているうちに何かが落ちてきた。


惇太「いてっ、何だ?」


   落ちてきたのはリンゴ………ではなく別の何かだった。


惇太「赤い………」


   惇太はまじまじとその赤い実を見た。大きさはリンゴと似ているが、触ってみた感じ外側は硬い。石を使えば割れる程度だ。


惇太「落ちてきたってことは………」


   上を見てみると、先程落ちてきたのと同じものが大量に実っていた。


惇太「おお、ラッキー!今日は何とか凌げそうだ。」


   惇太は木を揺らしまくってたくさんその実を獲得した。そして近くの大木にもたれかかり、一夜を過ごす。


To be continued

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