第9話

オタク上がりの作家には反知性主義的な嫌いがあるのだと、某ボカロ Pと谷川俊太郎の対談を解説している方がおられまして、なるほどそうかと、私はけっこう保守的な芸術観を持っているみたいで、巨人の肩に乗ろうとしないクリエイターの作品に己1人で作り出せる以上の重みを作品に与えることなぞ出来ましょうかと首を傾げている今日この頃ですが、やはりアングラな作品が表舞台に出て行くには先人が Explore してきた知性や言葉の宇宙を切り取ってくれている名作を読むことであるのだが、例えばカクヨムにおいて公式連載をしている方々とアマチュアの方々の間にある天地ほどの分けへ隔ては第一にそこにあると思う。

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