第8話

読者の創造力が筆者の創造力よりも劣っているとき、読者はその小説から想像を越えた感動や驚きを得られるのだが、それゆえ読者が筆者に対して称賛の言葉を贈ることは、読者の創造力が筆者の創造力に比べて貧弱である若しくは同等であると高らかに宣言するのと同じであるから、恐らく私はカクヨムにおいて、「あなたの作品は素晴らしいですね!」という趣旨のメッセージを贈ることはあり得ないだろう。

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