第24話 メンバー合流
ドアが開く。「みんな、生きてるか。二条。イケ。」
イケは早い「生きてる。ほらね。」僕の首をつかんでニヤニヤした。
ふざけているが、イケは、ホッとしたんだろう。強い騎士団長パブロ、キラ、はじめましてのダック。見るからに強そうなメンバーが目の前にいる。
僕も正直ホッとした。確かにパトリは強いが、本気で戦ったら僕の方が勝てる気がする。そのレベルだ。僕のカラダの中の潜在能力が言っている。目の前のパブロたちは、たぶん僕とは互角だ。
キラが「二条、何をごちゃごちゃ考えてるんだ。」
えっ?脳内を読まれた?「そうだ。二条、確かに、お前は強い。強くなる。ただし本当の覚醒はこれからだ。まだ戦いを、実践を戦っていない。まだ何も始まっていないぞ。」
パブロが「そうだな。これからだ。ところで二条、イケ、ダックに会うのは、はじめてだな。トリ王国との交渉任務でベルガル王国にいなかったからな。」
僕はすぐさま握手の手を伸ばした。「ヨロシク、ダック。二条だ。」
「僕はイケ、ヨロシク。」
僕の差し出した手を握らずに片手をあげて「おう。」
ダックはパブロとはキャラが大きく違って、すかした感じの奴だった。
イケが聞こえるように「二条、ダックって愛想悪くない?」
「だな。」僕は苦笑する。
そして僕らの横を素通り?一瞬ギロリとにらまれた気がしたが、ダックはキャロルに挨拶。そしてパトリに...えっ?人格が変わる。
「パトリ、大丈夫だったかい?パブロが連れて来た、変な異世界人たちに変なこと、されてないかい?」
イケが「し・て・ま・せ・ん。僕らは変な異世界人じゃなくて地球人。ただの高校生です!」
イケが大声でアピールした。
パブロが「二条達、悪い。ダックは一人でトリ王国との協定を結んできたんだ。疲れがたまっていたんだ。悪い奴じゃない。許せ。
それに妹のパトリとは恋人同士で、二条と仲良くしてたのが気にいらなかったんだろう。」
僕はのけぞり「えっ?逆に困ります。勘違いしないでくれ。僕には上崎がいる。」
パトリは複雑な顔をしたがダックは手のひらを返したようにニコニコ。
「ヨロシクな、二条。イケ。」「はーあ。」僕らは下がり気味の返事をした。
ギルマスのカイルが「そろそろ、本題に入るがいいかね。」
パブロが「そうだな。始めるか。」
ここガヤ王国ではベルガルを警戒しているとギルマスは言っていたが。
「カイル、本題の前にこの状況を説明をしてくれ。状況がうまくのみこめていない。」
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