5ヶ月の恋
@airi__s2
第1話 いつも通りの朝
ピピピピ、ピピピピ、ピピ...。
私の生活は規則正しい。いつも同じ時間に起き、同じ時間にご飯を食べ、同じ時間にお風呂に入り、同じ時間に寝ている。この生活リズムが崩れたことは1度もない。今日も、いつも通りの朝のルーティンを過ごす。1階で朝食を取りながら、朝のテレビ番組を見る。
「国宝級イケメンランキング1位の.....。」
なにこのイケメン。イケメンすぎる。アイドル?モデル?それとも俳優さん??私はしばらく、パンを口にくわえたまま、テレビの中のイケメンに見とれていた。
「みーーあ!」
「っっっわ!!やめてよたいち。」
私の背中を押してきたのは、隣の家に住んでいる幼なじみのたいちだ。一緒に学校に登校する約束はしていないのだが、いつも付いてくるのでしかたなく一緒に登校している。
「なんでうちにいるのよ。」
「もう学校行くぞ。」
「邪魔しないでよー。もうちょっとイケメンを眺めてたいの!」
「そんなの、俺で十分だろ。」
「.....。」
私は、たいちの顔を覗き込んだ。
「なんだよ。」
「別にー。」
たいちは顔が整っていて、性格も良いせいか、とてもモテている。だけど、保育園のときから一緒にいる私は、たいちに恋愛感情を持ったことがない。
「行ってきまーす!」
私は、いつも通り家を出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます