第2話 苛められっ子世に残る
天使は名乗らない。
そのまま全ての世界の生命に語りかけた。
「我らはテオス。
全てなる生命に次ぐ。
我らが神に全てを捧げよ」
人々は恐怖した。
その声に恐怖した。
犬も猫を含む動物。
そして全てなる人。
死を覚悟し発狂するモノもいた。
ただひとり。
ただひとりを除いては……
少年の名前は
どこにでもいる苛められっ子だ。
年齢は4歳。
今日も他の子供達に石を投げられ泣いていた。
だけど、周りの人間は泣き叫び発狂する。
でも、ボクは違った。
「どうしたの?」
ボクは恐る恐る尋ねた。
「聞こえなかったのかよ……」
「10円ガムでも捧げとけばいいんじゃないかな」
ボクは空気が読めない。
それがイジメを加速させる原因でもあった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます