よふな
寒さ去らぬ春の初めの浅春と云ふは、果たして、適しているのであろふか。座していても、些か、そこはかとなく、動き出せば一気に、暑くなる、よふな。けれど足元は冷ややかさが常に纏っている、よふな。ふむ。あてどなく。雨が降りそうで降らない、どこどこまでも広がるどんより曇り空を暫し見上げる。
(2024.4.16)
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