菖蒲の手描き桐小物入れと吉のおみくじ




 祖母からの入学祝、菖蒲の手描き桐小物入れをじっと見つめて考える。何を入れようかな。掌からほんの少しはみ出すくらいの大きさで木のやわらかみがある上品な箱。上品な物って何かないか。むむむ。下唇を上唇に乗せて考えて。閃いては神社に駆け走った。凶以外は持って帰っていいって言われたもんね。






(2024.4.15)


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る