3章-2【実行2】

僕の生活が変わってから半年がたった

日中は働ける日は働いて夜はルナと話す生活

単調な様だけどそれでも目的があると満足出来ていた

ルナに会うまでの何もしてなかった日の方が退屈で仕方なかった

ある日僕達は少しの行き違いで喧嘩をした。

内容はほんとつまらない事だった。

いや、寧ろお互いを心配してへの行き違い。

ルナは僕が毎日働いてるので身体を気づかいお金は自分もバイトなりして用意するからもっと身体を休めてと

僕はルナは元々身体があまり丈夫では無いと前に聞いていたのと周りの環境の悪さから精神状態も心配してお金の事は気にしなくてもいいと言った。

やはり働くとなると体力もそうだし多少な人も人間関係が付き纏い心労をかけるのではないかと心配したのだ。

でもルナはそれに納得していなかった。

「もっと私の事も信用して

少しぐらい無理したって大丈夫だよ」

「信用しているよ

でも無理はさせられない!」

「約束の日に動けなくなったら

元もこうもない」

「それはセイヤも同じでしょ?

身体壊してしまったらどうするの!」

「それは分かっているし

ちゃんと気をつけているよ」

「それとも約束のことなんて気にしてないんじゃない?」

そう言われて少しムカついてつい言ってしまった。

「それはルナなんじゃない?

こんなネットで知り合った奴との約束なんて軽く考えてるんじゃない」

言った後で後悔した。

「何でそんな事言うの?

もう知らない!!」

「ルナ?」

この日はもう返事は返って来なかった。

人間関係が難しいのは常に自分が一定の感情でいられる訳ではなくその時の機嫌?によって感じ方が変わるからだ

だから同じ人から同じ事を言われてもその時の感情によりその言葉の入る所が変わってしまうんだらう。

今日の僕は虫の居所が悪かったのだろう

普段ならそんな事を言わないことまで言ってしまった気がする。

それはもしかしたら働いて絡みたくない人間とも絡んでいるストレスから来てるのかもしれない。

僕はすぐに反省をした。

次の日

「ルナ?

昨日はごめん

言い方が悪かった。」

素直に謝り自分の考えを伝えた。

「私の方こそごめんなさい。」

ルナも僕が本心でそんな事を言ってる訳では無いのだと理解してくれいた。

でも僕はルナの体と心が心配である事を伝え

ひとつお願い事をした。

それはルナが撮る写真をもっと見たいって事だ。

それも出来る事なら今まで上げた事がない日中のものがあればいいとお願いした。

ルナは少し悩んだが頑張ってまみると言ってくれた。

ある日の事

僕のバイト中の昼休み中に1件のDMがきた。

それはルナからだった。

いつもこんな日中には送られて来ない。

確認すると画像が貼り付けられていた。

それは川で水鳥が泳いでいるものだった

川も日の光に照らされて綺麗だったけど

水鳥泳いでいる様子がなんとも生き生きとしていた。

僕はすぐにルナに

「ありがとう」

と送った。

ルナが僕との約束を守ってくれていることが嬉しかった。

ルナからは

「どういたしまして」

とだけ返信があった。

僕が言ったありがとうの意味を

理解してくれていると感じた。

今はその事だけで頑張って行ける。

順調にお金も貯まって来ている

約束の日までには目標の金額も貯まるだろう。

あと数ヶ月でルナと会える

今はそな為の人生なのだ。

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