ある日の二人のLINE

坂中祐介

第1話

作者の但し書き

:この二人は、横浜市内に住む男女の二人です。LINEで、おしゃべりをしています。

 一応、ヨウイチとアカリは、同棲している。もう1年が経過する。

 ヨウイチは、バタンと音を立てて、横浜市の京急上大岡駅前の講談西町のハイツを後にした。

 これから、いつも乗る京急快特青砥行きで、品川まで行く。


to ヨウイチさんへ

 おはよう!今日は、これから、仕事が始まるね。今日も、頑張ろうね。私は、寝坊したね。

from アカリ


to アカリへ

 今日は、アカリは、朝、起きることができなかった。

 朝から、上大岡駅のコンビニで、辛子明太子のおにぎりを食べた。

 また、スパイシーチキンを食べた。

 もう電車が、来たから、またね!

from ヨウイチ

 

to ヨウイチへ

 今日、たまには、食事へ行こうよ!

 寂しいよ~!

fromアカリ


to アカリ

 今日は、会えないよ。

 だって、今日、これから、会社へ行ってから、西武蔵の工場へ取材に行かないといけないから

from ヨウイチ


to ヨウイチ

 今日も、取材?

from アカリ


to アカリ

 そう!

from ヨウイチ


toヨウイチ

 私たち、今日、何の日か、分かる?

from アカリ


to アカリ

 分からない

from ヨウイチ

 この時、アカリは、泣きそうになった。そして、涙が出そうになった。

to アカリ

 今日は、なるべく早く帰る

from ヨウイチ

「只今」

「もう、ヨウイチ、何をしていたの?」

「はい、これ」

 そこには、指輪があった。

「もう一緒になろう」

 数日後、ヨウイチとアカリは、役所へ婚約届を提出した。<完>

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ある日の二人のLINE 坂中祐介 @simichi0505

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