第32話 2回目の出発

そして、今度は5人で出る事になったが、少し気になったことがあったので、俺はジュエルに伝える事にした。


「あっ!そういえば、ウルティガ皇国が戦争をしようとしてるような感じで、逃げて来たらしく、多分他にも彼らみたいな人達は居るから、ジュエルには申し訳ないが、森に兵士を配置して、内に受け入れるようにしてくれないか?」


と言うと、ジュエルは


「はい、了解しました。ジュマさま!

では、そちらの方は私が対応します。

それと、他の国も戦争準備してたらしく、他の国からも難民が居るようで、ほかの姉妹国も一緒のような対応をするそうです。」


と言ってきたので、俺は


「それでよろしく!

じゃあ、2回目になるけど行ってきます!」


と言うと、皆が


「行ってらっしゃい!ジュマさま!」


と言ってくれた。

そして、俺達は向かった。



それから、彼女達とあった場所まではあまり時間がかからず着き、ウルティガ皇国に向かって、また進み始めた。


「いやぁ〜意外と早くここまで来れたな!」


と俺が言うと、今度は桜が


「でも、今回は植木鉢じゃ無かったね!」


と嬉しそうに言う桜に俺は


「そうだな!」


と言い、長い移動とゆっくりと進む時間を楽しみながら進んだ。


それから3日後


「よぉし!開けて来たよ!」


と言う声が聞こえたので、俺達が外を見ると、広大な草原の真ん中に大きな城と周りに建物がある盆地が目に入った。


「あそこが、昔俺とティガルが居た場所か・・・」


そして俺は、歩いていると、少し思い出深いモノを見つけた。


「あっ!ココは・・・」


そこには1つの大きな岩があった。


「ん?何?お父さん?」


と言う桜に対して、俺は


「ここから北に50メートル先だから、あそこか!」


と言って、俺が急いで行くと皆着いてきた。


「お父さん、ココは何?」


と言ってくる桜と


「ここに何かあるのですか?」


と聞いてくる、レイラとうるち

それに対して、何も言って来ないカルセド


そして、俺は一言


「まあ、桜が雛だった頃、俺が雛を拾った場所がココだったんだ。」


と言うと、そこに隠してたとあるモノが現れた。


「あぁ〜!これは懐かしい!

桜はここを通らなかったのか!」


と言われて、何が何だか分からなかったようだが、俺は続けてこう言った。


「まあ、皆に分かりやすく言うと、ここに雛が帰ってきた時に、帰ってきたと言う意味の言葉を発すると出てくる様に細工していたんだ!」


と言って、俺はそれを見せると桜は


「こっ、これって!」


と言ってきたので、俺は


「?、なんか変な物でもあったか?」


と言うと、そこに書いてあったのは一言


〖未来の桜へ〗


と言う手紙だった。


「えっ?コレは俺も知らないぞ!」


と言って、手紙を開くとそこに書いてあったのは衝撃の事実だった。

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