第15話 ティニー、レイラの正体を知る

そして、俺たちは今日から数日泊まる宿に着いた。


「ごめん下さい!」


「はぁ〜い、お待たせしました。」


そう言って出てきたのは、昔、何かと俺の世話をした女性家族の末裔のような人だった。


「・・・・・」


「どっ、どうされましたか?」


「あっ!ごめん!俺の知り合いに似ていたから」


と言うと、彼女はこう言った。


「あっ!そうでしたか!私の名前は、クバルと申します。

これから数日間、どうぞよろしくお願いします。」


と言って、頭を下げ部屋に案内してくれた。


そして、レイラとうるちがトランプみたいな物を、ジャポニカとインディカは、それを観戦しており、桜は1人で外を見て居た。


「お前ら何やってるんだ?」


と聞くと、レイラとうるちは、


「5人でトランプをやって勝った2人がジュマと一緒に寝る権利を交渉する権利を得る権利を得る戦いしてたんだ!!」


「はぁ?」


と言うと、分かりやすく説明してくれた。


「まず、5人でまずトランプをして、勝った1人はジュマ様と寝る権利を交渉する権利が与えられて、それでOKを貰えたら、2番目に勝った人がジュマ様と寝る権利を得る為の交渉を行う権利を貰って、もし、その前に1人目の人が権利を使って拒否したら、一緒には寝れないというものだったんだけど」


「で、なんでこうなったの?」


と言うと、なんとレイラとうるちは、最下位決定戦なのだが、両方とも相手を蹴落としたいが為に、最初に勝った桜を除いた4人で戦っていたのだが、インディカはジャポニカを援護しており、ジャポニカはそのまま普通に勝ちたかったので、そのまま普通にしていたら、レイラとうるちがインディカとジャポニカのあがりカードをインディカに回しており、ジャポニカの信じやすい性格を利用して、コレを引いたらいい事あるよ!


と言って引かせて、2位をジャポニカにして、3位がインディカなのだが、それからが長かった。


このゲームを始めたのは実は昼の12時だったりするのだが、現時刻は、なんと18時50分だった。


なので実質7時間してた事になる。


「という事だから、レイラお前の負けな!」


と言うと、何か不服そうな顔をして


「何でですか?」


と言ってきたので、俺はこう言った。


「ティニーに正体明かさない罪」


と言うと、後ろに居たティニーが、?という感じの顔をしていたので、俺はこう言った。


「お前、オーバーリアクション取り過ぎ!」


と言うと、ティニーは


「えっ?そうですか?」


と言ってきたので、今度変な顔なったら鏡を見せてやろう!と思った。


そして、レイラはあ〜!という顔になって、話をすることにした。


「そういえば、ティニーには言ってなかったね!」


と言うと、レイラは、俺もしれない事を口にした。


「コッチの女が元レゾナントでお前たち双子の義理の父親だった、うるちで、僕の昔の名前はアバロンで現在の名前はレイラだよ!ついでに」


という感じで、俺の知らないことをポン!と言ってきたので、俺は


「ちょっと待った!」


と叫んだ。

すると、レイラとうるちは、止まって?と言う顔をしていた。


「いやそんな顔しても、言ってないことを隠せるわけないからな!」


と言うと、うるちとジャポニカとインディカと桜は改めて自己紹介を始めた。


「なら、レイラと近い年代に産まれたのが私なので、私から話しましょうか?」


と言ううるちに、桜が待たをかけた。


「いや、1番年上の私からでしょ!」


と言ったが、その間を縫うように、ジャポニカが最初に自己紹介をした。


「私はホニカ!現在、ジュマ様に名前を付けられたジャポニカだよ!」


と言うと、インディカも


「私はトンキーという名前でした。」


と言ったので、軽く思い出すと


「あ〜!アイツに殺された!」


と言った瞬間


「「はい!」」


と言って、うるちと桜はコレを受けて、喧嘩するように自己紹介した。


「「私は」「レゾ」雛「ナント」「です」」「「て、被りすぎですよ!レゾナント」雛」「「さん!」」


とある意味凄いことにごちゃ混ぜになってどっちがどっちだか聞き取れなかった。


「まあ、桜の方から」


と言うと、ヨッシャ!と一言放ち、うるちはなんか負けた様な顔をしていた。


そして、俺はこの時うるちから聞くべきだったと後々後悔することになる。

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