僕と白黒だった世界のはなし

こたろ

000

昔から自分が嫌いだった


意見があるのに主張できないところが

何かのせいにして逃げている自分が


変わることを決意したある日、僕は髪を切った

メガネもコンタクトにしてみた


メガネをかけずに、裸眼のような心持ちで目を大きく見開いて見つめた世界はいつもより明るく色鮮やかであった


あの涙は眩しさやコンタクトの痛みによるものではない、僕はそう思う

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕と白黒だった世界のはなし こたろ @kota6_me

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る