魔物の溢れる世界で暗黒騎士は平和を享受したい
@zeter7se
第1話
「今日も平和で何よりだ」
今日も俺はそう一人呟いた。
俺は平凡なサラリーマン今日も今日とて上司の小言を頂いて来た。
「人に文句言う前に自分で何とかしろよ。」
そう思うが決して本人の前では口には出さない。余計な言い争いは要らないからだ。
「今日は休日だし外にでも出てみるか〜」
仕事の事なんて忘れて良いリフレッシュになると、その時は思っていた。
いつもの見慣れた駅に向かって歩く
その時、
トラックが猛スピードでこちらに向かっていた。
「!!??」
俺は反応できなかった。足がすくんでしまったんだ。
猛スピードのトラックの前で足を止めるとどうなるか? それは...
『ドンンン‼︎‼︎』
そこから俺の意識は無くなった...。
「サンクリード‼︎ 起きろサンクリード‼︎
敵が襲撃して来たぞ!お前の力も借りたい!すぐに来てくれ!」
そう黒髪のガタイのよい男が言った。
「ここは...?」
「何寝ぼけてるんだ! すぐ行くぞ!」
「あ、あぁ」
なんだここは?サンクリード?誰だ
俺は...死んだはずでは?
そう思って鏡を見た。 すると...
「!?」
そこには二十台半ば程の赤髪で吸い込まれそうな黒曜石色をした目をした
イケメンがいた。
誰だよこいつ俺の動きとシンクロしてるって事は...俺なのか!?
これは異世界転生ってやつか。
もしかして凄い力とかあったりして?
...そう言えば先ほどお前の力を借りたいと言っていたな? ...まさか?
「ステータス!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
職業
暗黒騎士
スキル
重剣 闇魔法 危険察知 魔力操作
剛剣 火魔法 魔力吸収
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「凄い!これが俺の力なのか...!!」
『ドォォォウンンン‼︎‼︎』
「⁉︎」
そう言えば呼ばれていたな
そう思い外へと駆け出した。
魔物の溢れる世界で暗黒騎士は平和を享受したい @zeter7se
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