「つむぎぃー！もうそろそろハロウィンだね」

は？

何を言っているんだこの人は。今日は12月の中旬なんですが？？

「私、みんなより未来にいるのかも笑！」

広香の暴走は止まらない。ハロウィンって一年後のハロウィンの話してるんだ。どちらかというとハロウィンを寝過ごしちゃった、可哀想な過去の人間に見えるんですが……

「今月は12月だから、クリスマスが近い気が」

「まぁつむぎにとってはそうかもねぇ、つむぎ予定は？」

私は未来の人間だと言わんばかりに、マウント取られている気がする。予定？あるわけないじゃん。

「私はクリぼっち。広香もでしょー？」

「へぇ、そっかぁ。なるほどなるほど。」

絶対、広香なんか隠してるよね。なんかチラつかせてるよね。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい