千は段々と子猫の様な見た目になった。

千が頭の中で解除したいと願うと、また幼女の様な見た目に戻った。

その時間は約10秒程。

「そんな感じ。ちなみに、獣化ができる能力はこれしか無いから、絶対にバレちゃ駄目。バレると魔人と言われどんな身分や地位を持っていても殺されるから注意」

「えぇ…」

「お婿さんの場合、光魔法では回復技もあるし、別にバレてもオッケー。同じく念じればいける」

「そうなんですね」

秀頼にはおっけーの意味が分からなかったが、おそらく大丈夫という事なのだろう。

「異世界では身分を平民の双子という設定にしてる。…んじゃ、頑張れよ」

そう言われたのを最後に、千と秀頼は意識を失った。

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