第2話

日記だけに、一日一回書こうと思う。

まだまだまともな文など書けないけど、自分の向き不向きはなんとなくわかる。

それは、自分がやりたい事がどうかは別に読んだ人のリアクションから理解が及ぶ事だ。

僕は言葉の直接性においてはなんらか良いところがあるらしく、またそこがある側面では致命的な欠点だ。

逆に暗喩や隠喩を用いた巧みな構成などは、やりたくて努力してるつもりでも、その姿勢すら汲み取っては貰えないだろうし、汲み取られたとしてもそれは失敗の痕跡だ。

自らは苦痛の中を生きる事で諦めを見出す事が、楽に生きる事。

毎日「やりたくないけどやらなきゃ」と分別を持つ事。

それはあくまで、客体的な、う、ん?受動的な選択であり、それを自ら選び取る人々に異議はない。

けど、僕はずっとそれを選び取って愚痴愚痴生きて来てつまらなかった。

だから死ぬまでに主体的な、能動的な生を生きていたい。

それで生まれた負の側面は、自己責任だ。

誰も助けてくれはしない。

けれど、助けてくれる誰かが居たら、素晴らしい。そんな夢想を今日も生きる。

夢想は無双だ。もう、シャーペンカチカチ無双だ。僕はそのうち、ポコチンガチガチ無双って作品を書いてやろうと思っている。

そんなタイミングで、元AV女優さんが「硬すぎNG」を出していたと言ってるのを見た。


えええ!?


硬けりゃイイってもんじゃないのか!?


しかし、そこはフィクションの世界。男性原理に縛られた読み手の期待に応えるものを、さっと差し出すのもひとつの手法だし、そこにシビアに徹底出来る書き手が売れるのかもしれない。

そもそも僕がその最たる読者だ。

そんなに硬くないしね。ああ何書きたかったか忘れたぜ。

暖かくなった土日、この山里にも車中泊が戻って来ました。

朝からウコギ粥を炊いて待ってるけど、誰も来ません。

すげーうまいのに。お米さん、お水さん、ウコギさん、ごめんなさい。

責任持って、僕が食べます。

何より届けられないお客様にごめんなさい。

知らないもんね。すぐ近くでめったに食えない美味しい朝ごはん食えるなんてさ。

だけど、やっぱり見つけて欲しいんだよな。

金が無くて明日が見えなくても。

目立たないかもしれないけど、隠れてるわけじゃないんだ。

そんな気弱な奴を押し退けた奴らだけ金が稼げるなんて、世の中間違ってる。

僕は嘘をつかないから、色々嘘になる。

金が払えない。いちばんの嘘。

嘘をついてもお金の嘘がなければ、それが嘘じゃなくなる。

嘘だけど。

ともかくどうにかして見つけてもらうまで生きて、その間愚痴を垂れるだろう。

僕はしつこいよ。

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