dear 撫子

Tea time ゆるbear

第1話

素直になれない事を理解してくれ

言葉にしなくても感じ取ってくれ


野獣の方だと嘲笑されないように

ダイヤモンドは高望みかもしれない

せめてトパーズに似合う男になる為に

瓦も磨けば玉となるのだから


失う痛みを知ると兢々としてしまう

四肢の先端からじわじわと蝕まれ

思考が 視界が 世界がロックされる

一歩前を歩く男になりたいのに


初夏に伝え損ねた言葉 今更告白はしない

容顔美麗なお前のアンテナは

360°最先端をキャッチする

精一杯の想いさえ

時代遅れだと思われたくないから


触れ合う前にはハンカチを

接吻はケアの後に

一片たりとも不快を与えない

完璧で居たいんだ お前の目に映る時だけは


ナデシコを一輪 携えて

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