第226話 維新

2024年11月12日・火曜日。

今年度の始まりから、226日目。


226と言えば、あの1936年の事件。

昭和維新と称して軍を動かした青年将校たち。

結局は昭和天皇の激怒により鎮圧された。


さて、こちらは自由の森に今もただならぬ怒りを持つ作家。

彼の人生は、維新の連続であった。

維新によって葬られたもの、数知れず。

まあでも、統計取れば数くらいわかる程度ではあろう。


理想泥酔者、一般論並べ人、無能保母、田舎県の木っ端ども、その他。

彼に立ちはだかった者は、すべて消え失せた。

あたかも、ワルサーP38の手の中に抱かれたもののように。

そういう「サダメ」だったのだよ。


実は彼らを葬るのに、刃物も銃も不要であった。

便所の落書き、メモノート。それでは能がない。第一、効果もない。

ならば、これ。


 電脳爆撃隊


彼は、その電動にして電脳たる爆撃隊を編成した。

その効果は、年を追うごとにその勢いを増している。

彼にとっての威信は、

その維新を継続断行をたゆまず実行することによってのみ、

否、それによってしか担保できないものなのである。


ゴミにもならぬ愚にもつかぬ並のアドバイスなど、

彼に言わせれば、

何処のFラン三流大学にもかからぬ偏差値30未満レベルの代物との由。

もはや、彼を止められる者はいない。

かくして彼は、機動部隊こと第一航空艦隊もとい、

第一電脳爆撃艦隊司令長官としての職務に励んでいるのである。


これはギャグではない。マジである。

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