第162話 50年前の私
先日、スーパー銭湯のサウナに行った。
まずは体を洗った。
いつもは一度サウナに入った後に洗うのだけど、
今回は、なんか気持ち悪くてね。
それで、まずは体と頭を席捲でしっかり洗った。
それから、サウナ、水風呂の繰返し。
ただし、今回は露天に32度のぬるま湯があった。
いわゆるぬるま湯は困るが、
こういう時期の物理的な、しかも晴れた日の露天のぬるま湯。
これはすばらしい! というわけで、
サウナ、水風呂、その後ぬるま湯
この3つのローテーションを4回こなした。
おかげさまで、しっかり汗を出し切りました。
さて、そろそろ出て駅前で御挨拶回りに、
という矢先。
更衣室には、父親に連れられた男の子2人。
そのうちの弟の方、年にして2歳か3歳くらい。
この子が、先客に次いで私を見て手を振ってきた。
私も、手を振り返しておいた。
あ、そうか。この子・・・、
自分の50年前を見るような気がする。
だけど、よく考えてみれば、50年前は5歳。
横にいた兄の方と同じくらいだったということか。
それより何より、50年と言えば半世紀。
あの頃の50年前と言えば、1924年。
おいおい。
た、大正時代ではないか!
というわけで、
明治時代の寒漁村民様の息子にして大正時代の酔っ払い
100年後の令和の時代に絶賛世にはばかり中!
ってか!
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