39 文鳥様と私(今市子)

文鳥様と私/今市子/グリーンアロー出版社、96ページ



 マンガ家今市子さんの、文鳥との生活を書いたほのぼのコミックエッセイ。

 今市子さんと言うと、ホラーマンガの百鬼夜行抄が有名だけど、これはそちらの雰囲気とはガラリと変わった作品です。


 このおうちの文鳥は、手の中におさまるのが好きなのだそうです。

 なんと……可愛すぎることでしょう!

 ちょっぴりお馬鹿らしくて、それもまた可愛いのです。

 文鳥の赤ちゃんの時の姿がなかなかグロテスクなのは意外でした。鳥類のこと、意外と知らないなと気付かされることが多いです。


 鳥にあまり縁がない身でも、作者がともに暮らす鳥達へ抱いている愛はしっかり伝わってきて、その愛情にほっこりします。

 鳥と一緒に暮らす人だと、このコミックエッセイを読んだときにまた別の感想も抱けるのかもしれません。

 鳥さんあるあるとかも、あるんでしょうか。


 ホラーで有名な作者の、愛鳥家の一面が垣間見える、なかなか楽しい一冊です。

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