20 心がほどける小さな旅(益田ミリ)
心がほどける小さな旅/益田ミリ/幻冬舎文庫、183ページ
飾らない文と素朴なイラストの一冊。
益田ミリの本は何冊か読んでいて、ちょっと心の陰りや忌憚を感じられるものもあるけれど、本書にはそういうムードはほとんどなくてのんびり読めます。
四季、それぞれ、ちょっとしたきっかけで気の向くままに、どこかへと足を向けて。
カチカチになっていた心も、小さな旅を通してまた柔らかくなっていくのです。
おいしいものにであってはおいしーといい、旅の景色を素直に喜ぶ。やりたいことをとことんやってみる。
それってかなり素敵なことではないでしょうか。
東京から数泊、あるいは日帰りなどで行く旅のお話なので、「小さな旅」。
東京ってそういう意味では羨ましい土地ですね。あちこちに交通網がつながっていて出かけやすいし、日本の真ん中くらいにあるから割とどこにでも近い感じだしで。
そんなことをいってみたものの、この旅は作者のフットワークの軽さゆえに成り立つところもあるのでしょう。
フットワーク軽く生きたいですね。
ゆるすぎず、かたすぎないほどよい緩さの旅の本です。
心癒される旅の風景が見られる一冊です。
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