最悪の選択

 俺は一体、どこで間違えてしまったんだろう。

 気づけばお前は血塗れで、意識も朦朧としていて。俺がどれだけ呼んでも戻ってこなくて、遂には二度と目を開けなくなってしまって。

「嘘だろ、なあ……!」

 嘘だよ、なんて返事が来るはずもない。俺が間違えさえしなければ、お前は今も俺の隣で笑っていたのに。

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