第34話 死力ヲツクシテ
オニとの戦闘にも決着がつこうという時新手のオニが現れそのオニを逃がしたのだ。
クソ!刀が折れている、手も足も体全体がきしんで倒れそうになる。新手のオニが現れてから気が上手く操れない。もう決着がつくであろうその戦いで隊員は最後の抵抗を試みる
それは”気の爆破“と言われる自爆技である。
やり方は簡単で刀にためるように体の一箇所に気を集中させ、気の動きを止め限界に達した瞬間気ごと体を爆発させる捨て身の技である。
隊員は気の爆破を実行するため覚悟を決め、右手に気を集中させ、動きを止めた。全力でオニを狙い相手に拳をぶつける事だけを考えた。
そして、技が使えるようになったその一瞬で間合いを詰め殴った。爆音が森中にこだまし、
オニが絶叫あげる、「ウガアァァァ」唸り声が途切れると煙の中から足音が聞こえた。ザリッジャリッザリッジャリ足音が止むと、やがて声がした子供の笑い声だった。
「キャハハハ」「アハハハ」など
オニの唸り声が響いた。
隊員は負けたのかもしれない……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます