第13話 その刃がふれるまで

「斬れ!」そう聞こえた瞬間体が勝手に動きオニに迫る隊長はなおも力を強めて拘束し続ける。首の付け根に刃が刺さりながらもオニは抵抗し悶えるオニが主人公の方を半ばヤケクソでにらみながら抵抗する。主人公は刀を振りかぶりながら考えたこのオニは斬ったあとどうなるのかとか隊長がつくってくれたチャンスを無駄にしないと刀に力をこめて振り下ろす。鎧が硬く刃が跳ね返りそうになるそれでも渾身の力をこめて気を練り刀を振り落とすすると刃が鎧に食い込んだオニはなおも筋肉を固めるそれでも斬ろうと気をさらに鋭く練り前体重を刃にのせる思わず叫ぶ「ウォォォォォォォォ」地面が揺れ木々がざわめく ピシッ ピシッと音がなり次第に音は ビシッ ミシッ ピキッ パキッ バリンと音をたて鎧が砕ける鎧の中があらわになるそこに全力の斬撃を叩き込むビリッブチッと音が筋肉もちぎれてとうとうオニの心臓が斬れた。オニは鎧を残しモヤとなって消えた。それと同時に隊長の気が一気に弱まり隊長がかすかに言葉を遺し息絶えたのだった。

隊長は最後に「この刀をこの刃をお前に託す」そう言い遺した。ありがとうございます。

いつかその刃をふれるまで強くなろうそう思った。


その刃がふれるまで一応の区切りです。

ご愛読ありがとうございます。 作者yuki

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