刀をもらって1年主人公は刀の扱いが下手だったため稽古をつけてやると言われある人に合わされた元オニ斬りの仁鉄伊平さんだった。

その1年間は地獄の訓練だった。端的に言うと気を引き出すためと言われ、一日中走らされたり泳がされたりとにかく吐いて吐いて吐きまくっていた。そんなある日主人公はとあることに気づく自分の周りに炎のような燃え盛る透明のモヤがあることに気づいた。その暖かなモヤを体に取り入れろと言われ無理やり水と食い物を食わされ飲まされた。その次の日モヤが全身を駆け巡っていることに気づいた。それにふれると力が溢れ体中の疲れが取れたそれまでキツイと思っていた訓練は一気に楽になった。その日から実戦訓練になった気を纏ったまま戦うためだと言われものすごい速度で迫ってくる刃を避けながら訓練相手に刀を使って攻撃するというシンプルなものだった。だがこれがなかなか難しく気に集中していると刃が当たりそうになる。はっきり言って死ぬじゃないかと思った。攻撃を何度もくらうと大怪我になるし少しでも当たれば怒鳴られるそんな生活が続いて11ヶ月とうとう攻撃を避けながら気を纏って攻撃できるようになっていた。