第53話 ホワイトバード
セイが、鞄をプレゼントした次の日セイとサラの2人は王都近くにある山の魔物領域に狩りに行っていた
「ねぇセイ、山の魔物は何がいるんだっけ?」
「確か、ゴートゥ種、スネーク種、ベア種、後はバード種がいるはずだけど」
「他にはいないの?」
「いるけど、他の魔物はたまにしか見つからないぞ」
「何で?」
「ベア種とスネーク種が他の魔物を食べてしまうから数が多いゴートゥ種、バード種以外は数が少ないんだよ」
「なら今日は、何を狩るの?」
「できれば、バード種がいいな」
「どうして?」
「バード種は大きくても3メートルぐらいしかないから、何体か倒していけるだろ」
「そうだね、ベア種なんて5メートルが当たり前にあるからね」
「倒せるけど、荷車に1体しか乗せられないのは、儲けが少なくなるからな」
「バード種なら4体なら乗せれるしね」
「じゃぁ、バード種を探そう!」
2人は山を散策し、ベア種やスネーク種は、見つけても何もせず、ただバード種を探し続けた
「っサラ」
「何?」
「あそこ!」
「あっホワイトバード!それも4体もいる」
「ああ、それも巣がある」
「なら卵もあるよね」
「多分あるだろ、さてどう倒す?」
「余り傷を付けたくないから、セイの魔法で、首を斬るのは?」
「いいけど、2体しか1度に倒せないぞ」
「そうだね、なら飛んだ2体は私が叩き落とすよ」
「なら落ちたのは、俺が剣で斬るよ」
「なら決まり!」
セイ達は、ゆっくり気づかれないよに、近づいていき、ホワイトバードと10メートルのところから、一気に倒しに行った
「【風斬】よし!うまくいった!サラ!2体飛んだぞ!」
「分かってる!【土拳】!っ!1体避けた!」
セイが【風斬】で2体のホワイトバードの首を斬り、飛び上がった2体をサラが【土拳】で落とそうとしたが、1体は地面に叩きつけられ動けなくなったが、もう1体は【土拳】を避け空に逃げて行った
「逃がすか!【風剣断風】!」
セイが放った【風剣断風】は、逃げているホワイトバードの後から翼を斬り落とした
「ごめんね、セイ」
「いや、俺もまさか避けるとは思わなかった」
「うん、ビックリした」
「じゃぁ、サラは巣に卵があるか確認してきて、俺は血抜きをして来るから」
「分かった、なら見てくる」
セイは4体のホワイトバードを木に吊るし、血抜きをし始めた
「セイ!あったよ!それも6個も!」
「本当か!ならこの4体は二組の番だったのか」
「そうだね、普通は2個か3個を番で育てるから」
「さて、この4体と卵どうやって荷車まで持っていく?」
「う~ん、荷車は領域の外だし」
「まさか、一気に見つけれるとは思ってなかったから」
「1体づつ運ぶしかないよ」
「いや、俺なら2体を運べるから、俺がまず2体を荷車まで持っていって、すぐにここに残りの2体を取りに来る、サラは他の魔物が取らないように見張る、それしかないよ」
「なら卵はどうするの?」
「ホワイトバードを運び終えたら、2人で持っていこ」
「分かった、なら見張ってるね」
セイは他の魔物にして襲われないように、全身に魔力を纏い荷車まで2体のホワイトバードを運んだ、それを2回繰り返し最後は、サラと共に卵を運んだ
「終わった~」
「セイ、お疲れさま」
「よし!王都に帰ろ!」
「うん!じゃぁ今回は私が後を押すね」
「分かった」
2人は荷車を押しながら、王都に帰っていった
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