第34話 冥王と話
セイは気絶してから2時間後に目を覚ました、その間にマーサとサラはほぼ全ての黒歴史を暴露し、3人はかなり仲良くなった
「ぅっここは?」
「あらセイ起きたのね」
「「セイ!大丈夫?」」
「…確か、母様に抱きしめられて」
「ごめんなさいね、私が強く抱きしめたから、気絶させちゃた」
「いや、大丈夫…」
その時リビングのドアが開き冥王がやってきた
「セイは起きたか?」
「「っ」」
「冥王樣、はい起きました」
「(この人が冥王か、やばいな本気で挑んでも、まだ勝てる気がしない)」
「うむ、はじめましてじゃなセイ」
「えぇ、はじめまして冥王樣」
「儂を見て恐怖しないとは、かなり肝が座っておるの」
「あら私も恐怖は感じなかったですよ?」
「サラは、まだ魔法を使えぬから恐怖を感じん、だが魔法を使えるものは儂を見て殆の者が恐怖を感じる」
「ではマーサさんも魔法が?」
「うむ儂も知らなんだか、あの反応からして使えるな」
「そうなんですね、シスターとしか聞いていなかったので、魔法は使えないと思っていました」
「まぁまだ魔法を覚えてから2、3年ってところか?」
「そこまでわかるのですか!」
「魔法師は相手の魔力も感じ取れる、じゃが2人はまだそこまではいっておらん、儂に恐怖したのは魔力の質の違いを感じ取ったのだろう」
「魔力に質があるのですか?」
「何じゃセイは知らなんだか」
「魔力は腹に溜めてから魔力の鍛造をする」
「魔力の鍛造…つまり魔力を鍛えより強く純度をあげる?」
「そうじゃセイは賢いの、ついでじゃ鍛造の仕方かも教えてやろう」
「ありがとうございます」
「気にするな、そちらの2人も聞いておきなさい、鍛造をした魔法師はただ魔力を腹に溜めている魔法師の数倍は強くなれる」
「「っはい」」
そこから3人は冥王に魔力の鍛造の仕方を教えてもらった
「まさかあんなやり方とは、かなり難しいな」
「そうね、でも鍛造を行えば魔法の威力があがるんでしょ、なら頑張らないと」
「そうだよ!私もシスターと一緒に頑張る!」
「ふふ、なら庭で練習してみては?」
「いいのですか?」
「えぇ、この屋敷の庭はセイが魔法の練習をするために用意したのですから」
「なら早速行ってみます、サラ行きましょ!」
「うん!頑張ろうねシスター!」
「マイカ、2人を案内してあげて」
「はっ、さぁお2人共こちらです」
マーサとサラはマイカについていき、部屋には、サーシャ、セナ、冥王、セイが残った
「さて俺を残したのは何故です?」
「お主には聞きたいことがあったからじゃ」
「聞きたいこと?」
「何故儂がここに居ることを知っておったか、何故母の事を知っておったかじゃ」
「神に聞いたからですが?」
「セイ貴方も神に会えるのですか?」
「いや何故か偶に寝ている時に呼ばれるんですよ」
「儂も呼ばれるが世界の危機にしか、そんなことはないぞ」
「俺も同じですよ」
「ほう、ならば今まで何の危機で呼ばれたのじゃ」
「1回目はカイの死について、2回目は王都で冥王樣が待っていると」
「2回目は分かるが、1回目のカイとは誰じゃ?」
「魔獣の祖のことですよ」
「魔獣の祖じゃと!」
「あれ?確か全てのの魔獣の王に伝えたって言ってたけど?」
「いや…聞いたのは魔獣の祖の魂を見つけたと、そしてこのままでは復活するから、魂を無に返したと」
「魔獣の祖が復活?どうゆうことですか!」
「はぁ~あのジジイ面倒臭がったな、俺が全て教えますよ」
そうしてセイは、語り出す
追伸
少し冥王との話がつづきます
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