第22話 神から見たセイ
~神視点~
セイがウルに魔力の動かし方をを聞きに行っていた時
「ほぅセイのやつ魔法の練習するのか」
「あやつはどんな魔法を使えるのだろうの」
「ん?あぁそれはあの男もびっくりするじゃろうて」
「セイの魔素の浸透率は隔世遺伝じゃからの」
「あのサラって子も血筋の故にかなりの浸透率を、しているが天才の範疇じゃな」
「しかしセイは鬼才じゃな、人の範疇に留まっとらん、少し見てみるかの」
それから1年かけセイの血筋を過去に登り調べた神は困ったことになった
「まさかセイの奴が、アヤツの血を引いておったとは、これはアヤツに言わなきゃならんな」
「それにしても、セイのイメージは斬るか、それも特殊系とは、あの浸透率に斬る魔法これに魔力を流せる剣を持ったら、セイの奴敵無しなるぞ」
「まぁアヤツにセイの話をしとけばある程度は大丈夫じゃろ」
それから神はある者の魂を呼び出した
「おや?神じゃないか、ならまた呼ばれたんだじゃな」
「うむ、少し話しておかねばならぬことができたのでな」
「この儂、冥王ハデスに話しておかねばならぬ事とは、また世界の危機でもあったか?」
「まぁ、世界の危機に近いが、魔獣の祖の件よりはましじゃ、それにお主に言っておけば、世界の危機にはならんと思うしな」
「それは、どうゆう事じゃ?」
「今お主達の世界にある者を転生させたのは言ってあるな?」
「あぁ聞いているとも、まさかその者が?」
「うむ、ただ転生だけなのに、まさかあれほどになるとは思ってもなかったわ」
「それは、魂が歪じゃと?」
「いや違う、魂は少し強いが綺麗なものじゃ」
「なら何が原因じゃ?」
「血筋じゃ」
「血筋じゃと?魔獣の血でも引いているのか?」
「ある意味そうじゃが、純粋な人間じゃ」
「?どうゆう事じゃ?」
「わからぬか?そやつはお主の血を引いておる」
「…ありえぬ!余の血は途絶えておる!」
「お主の息子は亡命する途中に魔獣の祖に襲われて死んだと思っておったが、記憶をなくし生きておった」
「では余の血は今も生きていると!」
「そうじゃ、ハービス王国の王妃が唯一お主の子孫じゃ」
「たがハービス王国の王妃には子供がおらぬ」
「それがそうでもない、王妃は子供を産んですぐ子供を守るために手放しておる」
「何故そのようなことを!」
「王妃は元平民じゃ、側妃から子供を守れぬと感じ信じられる者に子を預けた」
「ではその預けられた者が育てておると?」
「それが違うのじゃ、預けられた者は側妃の追手に追い詰められ、このままでは子供が殺させると思い、教会に預け追手を引き連れ、かなり離れた所で子供の身代り人形ごと身投げをした」
「ではその子供は今どこに!」
「今王都に向かっておる」
「何故だ!危険ではないのか!」
「住んでおった町の領主に狙われたからじゃ」
「チッ、子供の遺伝を狙ってか」
「そうじゃ、だが安心せいすでにあやつは世界トップクラスの強さを持っておる」
「なら危険はないと?」
「そうとも言えんがお主なら何とかできるのではないか?」
「そうだな、近い内に部下が王国に協定の話をしに行くはず、代わりに余自ら行こう、そして側妃とその子供を皆殺しにしてくれるわ!」
「いやそれは…」
「これは神だろうが止めてくれるな!余の血筋に手を出したのだ、一族郎党皆殺しだ!」
「うむ(これは止めたら、他にかなりの被害がでるの)関係無い者には慈悲をな?」
「分かっておる!だが少しでも関係があれば…ふっはははは!ではやるべきことがあるのでな!」
「うむ、さらばじゃ」
「(儂かなりのヤバいことしたかも…)」
キャラ紹介の次に新章
最初は国王の悩みで!
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