第9話 ルーカス視点

 はぁ、最近ユリアが玄関前まで見送りとお出迎えしてくれるから気が緩んでいた。


 ユリアに会いたくて最近は3人とも集まらずにすぐに帰宅していた。


さすがに俺としたことが、、、、油断していたな


 今日あいつらが俺を尾行していたことにも気づかないくらい浮かれていた。ユリアをみられたかもしれない。まぁ見られたところで会わせないけど。まだユリアだと確信できないように軽くバレない程度に一瞬目眩しを使った。


 だが、勘のいいあいつらは気づくだろう。

明日家にのし上がって来るかもしれないから、ユリアと鉢合わせしないようにユリアの部屋に空間魔法をかけた。

ユリアには当分俺の作った見た目は今の部屋と全く変わらない異空間にいてもらう。


 そのため今屋敷にあるユリアの部屋には一見誰もいないように見える。

またユリアがその空間から出るのにも俺か、空間魔法の得意な魔法使いでしか開けることができない。


今後どうやってユリアを閉じ込めておこう。


 それと最近すぐ帰るのはユリアに会うためでもあるが、ルチアーナの証拠を全部掴んだため、訴訟を進めていることでもある。


その証拠はすぐにランル国に提出し、すでにルチアーナは学園を停学にされていて、ランル国の牢屋にいる。


あの地下牢は死刑因しかいないし、気温によって体に苦痛を与えるために全て鉄でできてるんだよな。今は冷化魔法で地下牢全体が人が死なない程度に寒いらしい。



 ユリアがいなくなってから国が崩壊しつつあり、ランル国も不自然さを感じ協力して証拠探しを徹底した結果、すぐにボロが出てこの通りと。


 死刑判決はいつかなぁ、一応証拠もだけど、もっと重い罪になるように俺が証拠を偽装しといたからね〜


貴族殺人未遂罪とかねっ

あ、嘘嘘、王族殺人未遂にしといたんだった笑


楽しみだなぁ



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