今話も非常に楽しかったです。

ノアとリオンの関係性。

単なる主人と従者という言葉では表すことのできない別の信頼、気持ちがこの二人にはあると感じていましたが、こんなに複雑な関係性があったとは。

前話から醸し出される何人も触れることは許されない二人の時間感。

本当に素晴らしいです。

神聖な契約の元にある主従でありながら、幼き頃から共に歩んできた兄弟であり家族。剣の師弟でもあり、文字通りの一心同体でもある。

お互いがなくてはならない存在である様をまじまじとみせつけられたようでした。

ノアがリオンにしか見せない顔や仕草。逆も同じく。その全てが愛おしいです。


また、白い布から取り出す針、二人の心臓が重なって感じられるかのような描写。糸で結ばれた二人とそれを断つ表現。
最初から最後まで癖でありながら、ロマンチックな設定は心が沸き立つようでした。

ノアの、騎士団のみんなを無事に帰すという意志を受け継ぐようにルージュから剣を受け取るリオンはカッコよすぎますね！
きっと細身の剣は彼に似合うと思います。

次回の更新も楽しみに待っています！

応援しています！　良い物語ですね。