しょうもない俺はダンジョン配信で成り上がる

『しょうもない俺はダンジョン配信で成り上がる』

羽川明様の作品

https://kakuyomu.jp/works/16817330658570253739


とんでもブラック企業で働く主人公は、ダンジョン攻略に行くこととなる。そこで取った動画が無断転載、しかもバズって――



前置き

えっと、私勝手にこの作品と作者様に恩義感じておりまして。カクヨムに投稿を始めるきっかけになった作品&作者様なのです。カクヨムにも投稿しようかなーっと思っているときに背中を押してくださったひとりでした。あと単純にダンジョンものに明るくなかったのでこの作品を読んでもっといろいろ読んでみたいなと思えた作品だったので。え? そういう自分語りどうでもいい?

いやぁ、たまにはいいかなと思いまして。


なんにもやっていない時期に読んだので1部を読了済み参考とします。2部はまた趣きが異なるので。



1 タイトル&キャッチコピー

タイトル:わかりやすい

『しょうもない俺はダンジョン配信で成り上がる』

わかりやすいですよね。成り上がりものなんだなっていうのが。

しょうもない俺、で主人公の卑屈さみたいなのが現れていますし、ダンジョン配信でなにか変わっていくのかな、と思える。長文タイトルのような「スキルブッパ気持ちいい」的なタイトルとはまたちょっと違った感じ。



キャッチコピー:きっかけ

『俺のダンジョン攻略動画が無断転載されててトレンド1位になったんだが!?』

最初のエピソードが端的に、主人公の言葉として出されており、タイトルも相まってストーリーを受け入れやすい。インパクトよりも堅実さを感じますね。



2 紹介文

紹介文:紹介

可もなく不可もなく、といった感じ。シンプルでわかりやすい紹介文です。



3 ストーリー

ストーリー:ドラマ

結構人間ドラマが丁寧に書かれているんですよね。だから内容もシリアスありつつ、笑いもありつつという感じで。ドラマって表現するのがいいのかなと思いました。



4 キャラ

キャラ:コメディ

コメディ漫画にいそうな性格のキャラクターが多いですね。本編のシリアスさなどもキャラクターの普段のコメディさで緩和している感じ。



5 世界観

世界観:現代inダンジョン

現代社会に「ダンジョン」というシステムが馴染んでいる世界観。主人公もダンジョンに関わる仕事をしたり(すぐクビになりますが)。



6 文章

文章:勢い

基本的に読みやすいのですが、たまに作者様本人も状況を整理できていないのか書きづらそうだなと思う文章が見受けられますね。とはいえあまり気にならない程度。あとは山場の熱量が強い。全体的に勢いがあって盛り上がるところは盛り上がります。臨場感がたっぷり。



7 まとめ

ダンジョンが現代社会に馴染んだ世界で、コミカルなキャラクターがそれでも「生きる」ために必死にがんばっていることが伝わる作品。読んでいて、キャラを応援したくなる場面もあるのではないかと思います。ダンジョンものとしては結構大人に感じる作品。

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