追放美少女最強魔導師イリスの日々 ~気付いたら何故か女の子だらけのハーレムが出来上がっていました~
『追放美少女最強魔導師イリスの日々 ~気付いたら何故か女の子だらけのハーレムが出来上がっていました~』
しいたけ農場様の作品
https://kakuyomu.jp/works/16818023212004522662
禁術に手をそめ、学園を追放された天才魔導師イリス。
冒険者になろうとするも魔導師としての好奇心でパーティーを追放されてしまう始末。
そんな中、思わぬ出会いが――
前置き
これは……教授タイプのボクっ子。
ボクっ子は素晴らしい。古事記にも聖書にも書いてある。博士だとか、知能がほかより抜きん出ているタイプのキャラはどこか達観していて、たまに抜けているところがあって可愛い――今のりと勢いで教授タイプと呼んだ。
教授タイプという浮世離れした存在として天才性や知性を見せつけながらも体は小柄なギャップ、ボクという幼さを感じさせる一人称。素晴らしい。
王子様タイプの僕っ娘や幼馴染タイプもとてもいい。ボクっ子は偉大。
しかしこの教授タイプ、あまりメインキャラにならないのである。ソシャゲでの推しが教授タイプだったことを思い出す。残念ながらボクっ子ではなかったのですが。くそっ、メインヒロインの漫画とかあったら教えて下さい。
と、与太はさておき。珍しいタイプが主人公で、さらに百合。中に無口っ子がいて紫雲ポイントが高い。
35話まで読了。今回の感想では32話まで参考とします。
1 タイトル&キャッチコピー
タイトル:しっくり来ない
『追放美少女最強魔導師イリスの日々 ~気付いたら何故か女の子だらけのハーレムが出来上がっていました~』
タイトル下手くそ魔が言うのもなんですけど、もう少しキャッチーなタイトルにできたら読者がもっといたのかなと思います。
学園を追放されてしまうものの、主人公からするともう学園は用済みみたいな感じで、彼女の異質さや天才さが表現されるわけなのですが、個人的には日々とかよりも魔力が封印されてるところとかに焦点を当てたりして、『魔法少女は笑わない』的なノリのタイトルのほうが惹かれたかなと思わなくもなかったり。
話はコメディありつつ、シリアスというか真面目に進行していくのでおふざけ部分をキャッチコピーに投げたりしてもよかったかも……。
キャッチコピー:ムフフ
『最強美少女魔導師だけど、夜は最弱です』
夜は最弱の意味がわかるまでが結構かかるというか、わりと弱点でもなさそうというのがちょっと惜しいと思います。それはそれとしていいですけどね。えぇ。
薄い本が厚くなりますね。
2 あらすじ
あらすじ:ザ・あらすじ
可もなく不可もなく、といった感じ。
3 ストーリー
ストーリー:王道ファンタジー+百合
面白い。
キャラが好みどストライクに突き刺さっているのもあるのでしょうが、面白い。魔法面の掘り下げだとか、主人公がどう「天才」なのか説得力がありますし。いくら主人公が強くともパーティーから外される「性格の難」の部分も誇張したものや無理やり付けたようなものではなく、前述したタイプのキャラであればそういう気質あるだろうな、といったもの。もっと人気でてもいいのでは……?
話の軸はしっかりしつつ、百合がしっかりついてくる……とはいえ恋愛のような要素は薄めといった印象。
10万文字程度でまとめあげているので仕方がないのですが、個人的にはもう少し学園での異常性がうかがえるエピソードや魔法関係の設定を掘り下げつつ、追放されたりとかしてほしかったところ。
不満点よりも、もっとこの場面の掘り下げを読んでみたかったと思わせるお話ではありました。
話の内容的にバイオレンスだったり、エロティックだったりするので万人受けはしませんがかなりクオリティの高さは感じられますしできれば
おっと失礼。
4 キャラ
キャラクター:癖
うん。おいしい。
ボクっ子がいるのは最高間違いなしだとして、無口っ子もいるのでとてもいい。ポジションがおいしいキャラが多いですね。
主人公とは違う意味で追放された敵が出てくるのも胸熱ですし、敵周りの設定もしっかり掘り下げられています。
5 世界観
世界観:王道ファンタジー
世界観は王道ファンタジーっていう感じですね。正直天才美少女の主人公が魔法の天才ということもあり、冒険者やモンスターというより魔導師としてのお話を見てみたいと思うほど。
魔導師vs魔導師戦はかなり盛り上がりますし、それまでの流れもあってかなりスカッとします。
6 文章
文章:かなり読みやすい
必要最低限という感じ。個人的には文章は必要最低限で良いと思っているので理想形にかなり近い形。盛り上がるところはちゃんと盛り上がりますしね。
7 まとめ
こういうキャラはこうだよね! というのを裏切らずにきっちり完結もしているご様子。話も面白かったので、物足りなさを感じるとしたら勢いとかになるでしょうかね。
主人公のキャラがかなり安定しており、とてもいい。
ボクっ子は最高だ。おいしかった。
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