俺だけ触れる美少女白守さんは構って欲しい!

『俺だけ触れる美少女白守さんは構って欲しい!』

粗茶柱着物様の作品

https://kakuyomu.jp/works/16818093072991750171


男性恐怖症のヒロインとなぜかヒロインが唯一平気な主人公とのラブコメ。


前置き

現代学園モノって難しい(小並感)。

純粋に恋愛というものに焦点をおくとやはり変な部活とかあったほうが動きやすいでしょうか。

なんか最近は大学生が主人公で浮気されてざまぁとかよく見ますが(観測範囲激狭)。

ダンジョン部とかあってもいいですね。だんじょんぶっ!みたいな。え? 感性が古い?


まぁとにかく日常に日常をつなげ続けるって結構難しいというか、山場も結構限定されたり、世界観の説明を結構省けるがゆえに純粋なキャラクターの魅力でぶん殴る必要があるというか。

個性って大事。


参考にするのは第1章。



1 タイトル&キャッチコピー

タイトル:ラノベ

『俺だけ触れる美少女白守さんは構って欲しい!』

ラノベラノベしていると思います。略せそうですよね。しらかま!とか……え? 感性が古い?(絶望)


キャッチコピー:シリアス

『邂逅から動き出す過去(とき)』

うーん。

シリアスでいきたいのかラブコメって行きたいのかメインはどちらなのか……といったところ。タイトルが明るめなのも手伝って少し違和感。



2 あらすじ

あらすじ:わかりやすい

ラノベ的で見どころはしっかりアピールできているのではというところ。



3 ストーリー

ストーリー:シリアスめ

ポジティブな共感が少ない……。ネガティブめな共感でも面白おかしく捉えづらい。

主人公もヒロインも過去に人間関係面でトラウマを持っているので彼らとしては真剣に向き合おうとしていたり、行動していたり。

目立ちたくない主人公も目立たない手段じゃなく孤立する行動を取っているのでまぁそのやり方があんまりよろしくないというか。

これをヒロインが助けるとか心の雪解けが訪れるような温かな触れ合いがあるかというと、ヒロインの恐怖症、トラウマありきの展開が続くので互いになんかこう、うまく噛み合えていない感が。


意図的な演出として捉えるとジャンルをラブコメと銘打っているのでそこをうまく隠れ蓑にできているかというとそうでもなく……バトル漫画でも始まりそうな強烈な武術キャラが出てくるのもなんというか、なんかこう……方向性が見えづらいですね。



4 キャラ

キャラ:けなげ

ヒロインが結構けなげですね。主人公がひたすら逃げる展開が最初続くのでなんかこうせめて会話をですね……と思わなくもなかったり。



5 世界観

世界観:現代

まぁなんかつよつよ武術が出てきますけど、現代なので特筆すべきことはあまりないかなといった感じ。



6 文章

文章:かなり読みやすい

情報の提供の流れが自然。主人公の名前も展開にあわせて無理なく説明されるし、全体的に親切。するっと読めます。するっと。



7 まとめ

1章に展開が詰め込まれすぎというかラブコメとしてもう少しパンチがほしいかなというところ。パンチを出そうとして噛み合わせの悪いまま詰め込んだ感じがします。

え? お前はどうするんだって?

ヒロインをクソつよにするか主人公をおバカにしますかね。


過去回想でヒロインがボコボコにされるシーンがあるんですけどキレたヒロインが逆にボコボコにして荒れてる時期に主人公と出会って変わっていくとか、ボコボコにされてる最中にヒーローごっこしてる主人公がドロップキックかまして助けるとか。


まぁそのコメディの方のインパクトが薄かったですかね。シリアスものとしてみればおさえるところはしっかりおさえて文章も詰まることなく読みすすめられるので、徐々に明るくなってく話が好きな人は好きになれるでしょう。

今回1章をラブコメという視点でみましたが2章以降で十分ラブコメは見せられるでしょうし、シリアスがあっても別にいいので、今後次第と言うところですかね。


私は学園モノ書くの苦手なので凄いと思いました。

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