エピソード1 「余命15年、、」
ピヨッピヨッピーピピピ
小鳥のさえずりは鳴り、太陽の眩しい光が俺の目に差し込んできた。
俺には意識があった。
「ここは、、どこだ、、?」
少し頭は痛いが動くことはできた。でもさっきあんなダメージ喰らってたのになんでこんな平気なんだ?
恐る恐る目を開けてみると、そこには野原の広がる大自然が広がっていた。でもそこらじゅうに咲いている花は、見たことがなかった。
「天国なのか?」
もう訳がわからない。まあとにかくまずはそこら辺をさんp、、
突如、俺の前に狼なのか猪なのかわからない謎の生物に遭遇してしまった。ものすごいオーラが放たれていた。
な、なんだこいつ?!鼻がデカくて、、立て髪デカくて、、牙がきば・・んでる!なんちゃって♫
ってアホおおう!!俺のアホーー!んなこんな死にかけ状態でダジャレを言う場合かぁ!どーみてもこいつ襲ってきそーじゃねーかー!!
「とりあえず、、ダッシュだぁー!」
うおおおぉぉ!俺は全速力で走った。だが俺はそこまで馬鹿ではない。いや、馬鹿だけど。
「と思うなよお!バカヤロー!!」
俺は速攻で逆戻りし、戸惑った隙に必殺キックをお見舞いした。よし今のうちに逃げ、、
なんだ?気配がしなくなった、、。後ろを振り返ると、謎の生物は変なデジタルっぽいエフェクトとともに体が消えていた。
え?え、、え?いやいや死んだらフツー消えるとかあり得ないんだけど??
その時「ピロピロリン♫」といういかにもゲームっぽい音が流れ出し、目の前に「レベルアップ!1→2 ドロップアイテム「ピッグドグの古びた剣」「ピッグドグの牙」「魔石小」と書かれた透き通る板が現れた。
「・・・・。」「・・・・。」「・・・・。」
馬鹿なこと言っていいかな?。
「俺、、ゲームの世界に転生しちゃったとか?そーいうパターンだったりして、、」
だよね、、だよね、、さっきみたあのゲームみたいな死体の消えたかと聞いた音楽と俺の前に表示されたやつどう見てもゲームとかにある感じのやつだよねありゃ、、。
「ギュルル〜〜」
あ、そーいえば何も食べてなかったな。 とりあえず街にでも行くか。
正直どこに街があるのかはわからなかったが、運が良かったのか10分歩いたら街が見え始めた。
街に着いて、いろんなところを回ったがやはりゲームとかで見る風景とすごく似ている。建物は中世ヨー
ロッパな感じで着ているものも冒険者っぽい。さてと、屋台でも探すか、、。
「そこの者!直ちに立ち止まれ!」
ゴツくて強そーな騎士が俺にそう叫んだ。あ、積んだ。これ絶対厄介事だろ。
「君、見かけない顔だな、、。しかもなんだその服装は!怪しいものとして確保する!」
え、服装とかだけで捕まんの?まじありえないんだが、、。
「オイオイ俺は何もしてないのになんで捕まんないとダメなんだ?!っておいはなせ!」
「つべこべ言わずに来い!」
ここの法律大丈夫なのかよ〜。来た町間違えたなこりゃ。
なんだかんだ連れ去られた俺は牢屋にでも行くのかと思ったら何故か今、、王の目の前にいる!!
俺悪者扱いされてるんだよね?なんで老爺じゃなくてここなんだ!!状況がさっぱり理解できん。
俺の想像していた王とは違い、若くて、、なんというかヤンキーみたい、、。座り方もヤンキーみたいだし。
「そなた、名はなんという?」
「一条、、じゃなくてアーサトです。」
「アーサトよ。そなたはなぜそのような姿でここにいるのだ?」
「あー、、えーっと、、死んだら何故かここにいました!」
信じないと思うがもうストレートに言ってみた。やはり予想通り他の騎士たちは「こいつ何言ってんだ?w」とめっちゃ笑っていた。
だが王だけは違った。
「お前ら、静まれ。そしてこの部屋から出ろ。1人残らずな。」
なぜか真剣な顔をしていた。もしかして何か知っているのだろうか?
「いやしかし、、」
「しかしも何もない。今すぐ出ろ」
さ、さすがヤンキー王。威圧がすごい。数人いた騎士は一瞬でいなくなった。
「アーサトよ、そなたは死んでここにきたと言ったな?」
「は、はい。なぜかゲームの世界に来てしまったんです。」
「ん?そなたがが言っているゲーム?とやらはなんだ?」
なるほど。この世界の人たちはゲームを知らないのか。
俺は分かりやすいよう、ゲームのこととついでに俺の世界のことも話した。
話し終えた後、ヤンキー王はなぜか笑い出した。
「ヌワッハッハー!面白いことを話すなそなた。気に入ったぞ。」
あーあれか。この人も信じない派か。
「まあそなたは転生者だ。我はあまり信じれんが、ありえないことはない。我はそなたの世界を見たことはないから。ありえないとは言い切れないしな。」
「そうですか、、」
あれ?意外と物分かりがいい人だったのか。すべてはなすには都合がいい。
「ん?アーサトよ、安心してるように見えるが安心はできんぞ。」
「え、、つまりどういうことですか?」
「簡単言えばアーサトの余命は15年くらいなのだ。」
、、、、。は? 理解ができn、、
突然俺は目がまわりだし、王の間のど真ん中で倒れてしまった。
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