春夏秋冬

pagu

【春】出会い。

 僕が君を見つけた時、

 君は暖かい風の中で桜を見上げてたね。

 とても幸せそうに微笑みながら、

 そしてゆっくりと目を瞑り、春の風に耳を傾けていたね。


 その姿が忘れられなくて、忘れたくなくて。

 思わず君を引きとめて困らせたっけ。

 どうしてもこの想いを伝えたくて、

 そんな僕に君は、戸惑いながらも応えてくれたね。


 来年の春、この同じ場所で、

 桜を見上げる君の隣に、僕がいれたらイイな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る