恋を実らせる方法

るるさま

第1話片思い

春が来た。

16歳になる。

恋をして2年。あの日私は恋に落ちた。



「はるかってぶりっ子じゃない?w」

教室の中からあの子の声。

「男子の前ではー 」

永遠に続く悪口とみんなの笑い声。

カバン取って早く帰りたいな。早く終わんないかな、、、


「別にそんなことないと思うな」


そうたの声が聞こえた。驚いた。いつも人に合わせてばっかの彼が庇ってくれるとは思わなかった。そんな庇われ方したら余計に悪口とか酷くなるじゃん、、、。でも、正直ちょっと嬉しかった。


「やばーい!カバン忘れちゃった!!あれ、みんなまだ残ってたのー?」

「もう、はるかってばおっちょこちょいだなーwてか、この後クレープ食べに行かないか話してたとこなんだけど一緒にいこーよ」

いつもの調子であの子が言う。

「もちろん行く!クレープ楽しみ!」


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