想いは交わる。両思いって素晴らしい
自分の恋人のことを余すことなく、全て知りたい。それは全国のカップルの総意であると私は思うんだ。そう、つまり何が言いたいかと言うと。
彼女の耳をハムハムした時の反応を知りたいと思う私は至って正常であるという事だ。
「てことで早速頂いちゃってもいいよね?」
「何が、という事でなのかさっぱり分からないんですけど。それよりも何を頂く気なんですかっ!?」
我ながら中々に変態チックだと思うけどさ?でもさでもさ、私は既に耳が弱いことを知ってしまっている訳で?とことん攻めたらどうなるか知りたくなるのはしょうがないじゃん?きっとめっちゃ可愛いに違いない。
現在私たちは正面から抱きしめあってる状態。つまり!お耳ハムハムもキッスもし放題!!
ちなみにキッスはディープなやつだ。当たり前よね?
「それじゃ、頂きます♡」
「え?本当になんの説明も無しですか??」
早速耳を頂く。まずは耳朶を軽く口に含むように優しくハムる。ちなみにピアスは邪魔になりそうだから外してやったぜ!琥珀から可愛らしい悲鳴が聞こえたけど無視無視。
耳朶を充分楽しんだら縁をなぞるようにツーーっと舌を上に進める。少しずつ内側に侵食していくように舌先で舐めていく。抵抗する素振りを見せたからここで囁き攻撃をお見舞いする。
「抵抗しないで…私に身を任せてね…」
「はぅぅっ///」
普段よりも低めの声で優しく語りかけるように囁いてやる。抱きしめてた琥珀の体から余分な力が抜けたのを確認したら、耳舐めを再開。たまに身をよじるのがめちゃ可愛い。
静かな部屋に色っぽい吐息と水音が鳴り続ける。たまに声漏らすのマジで可愛すぎる!!もっと密着したくて左手で琥珀の腰を抱き寄せつつ、右手で太ももをスリスリとさする。
耳を十分に堪能した私はそろそろ次の場所に狙いを定める。一旦首筋に舌を這わせる。
…声我慢してて可愛いなぁ♡でも身体は反応しちゃってビクッてなるのがたまらなく可愛い!!首元の1番反応が良かったところにキスマークをつける。1回付けてみたかったんだよねぇ。
「んふっ、キレイに付いたよ」
そう耳元で囁く。
顔真っ赤にしちゃって…可愛いなぁ♡
では、そろそろ本命を頂くとしますかねぇ?
キスする前に至近距離でしばらく見つめ合う。……トロ顔マジでエロカワ♡
もうしばらく眺めてたいけど、琥珀の方が痺れを切らしたみたい。
「ねぇ…はやく…しよ?」
「ふふ、じゃあご希望通りに…」
余裕がなくなってていつもの敬語が崩れてるね。もっと夢中にさせてあげなきゃね?
初めは軽く啄むように。徐々に激しくしていく。私がついに舌を入れるとおずおずと控えめながらも舌を絡めてくれる。
深く、深く交わっていく。お互いの境界線が曖昧になるほどに夢中で貪り続けた。
こんなに幸せなことある?絶対無いよ、断言出来る。お互い求め合ってるんだって思うとお腹の下辺りがキュンキュンする。
理性なんてほぼ残ってないけど…結構限界かも…
キスを継続しながらゆっくり琥珀を押し倒してく。もう止まれない。この先に進みたくてしょうがない。他の誰でもなく、琥珀と一緒に。
「んっ…ハァハァ。ねぇ、このまま、最後までしようと思うんだけどさ、良いよね…?」
「ん、いいよ…でも、この後って、その、具体的に何するの…?あんまり分からなくて…」
「大丈夫、私に身を任せて、力を抜いててくれたら良いよ。信じて?」
そうして私達はこの日、一線を超えた
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「腰痛い…」
「ごめんね?私がはっちゃけ過ぎたから…」
翌朝、お互い一糸纏わぬ姿で目覚めた。生まれてから今までで1番幸せな目覚めだなぁ。
「ほんとですよ、もう無理って言ったのに…」
「あはは、ほんとごめんね…さすがに無理させちゃったね」
…そう、幸せな目覚めであることは変わらないが唯一残念な点があるならコレだろう。
今まで我慢してきた分も含めストッパーが外れた私はマジで止まれなくて、明け方まで行為に及んでた。でも後悔はしてない。ほくほく顔である。
「毎日しようね?」
「勘弁してください、死んじゃいます」
「さすがに冗談〜、私もキツいわ…えへへ」
穏やかに言葉を交わしていく。これだけの事がこんなにも幸せだなんて、初めて知った。
あーー幸せだなぁ!!
「ねぇ、未来…大好き……です」
「ふぇ!?い、今大好きって言った?!言ったよね!!もっかい!もう1回言って!」
「恥ずかしいからヤです!」
「うーーケチ〜!…ふふ、私も大好きだよ」
私たちは晴れて…正真正銘の両思いのカップルになった。あーやば、なんか感動で泣きそう。
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ここまで読んで下さってありがとうございます!
実はここから先もう一度シリアス入れようか悩んでたりします。絆を深めるためのイベントが足りてないと思うんです!
何かご意見あれば是非!
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